三菱電機は7月6日、サイクロン式掃除機「風神」の新モデル「TC-ZXF30P」「TC-ZXF20P」を発表した。発売は8月1日で、価格はオープン。推定市場価格は、ゴミを吹き飛ばす「エアブロー機能」を搭載したTC-ZXF30Pが税別83,000円前後、エアブロー機能なしのTC-ZXF20Pが税別63,000円前後となっている。
TC-ZXF30Pは、ホースを背面に装着し強風でゴミを吹き飛ばす「エアブロー機能」を搭載したサイクロン式掃除機。ノズル先端から50cm先の風の幅を従来比約2.6倍に拡大する「エアブローノズル(幅広)」を装着することで、広い範囲のゴミを吹き飛ばせるようになった。エアブロー機能は、玄関にたまった砂や落ち葉の掃除といった用途を想定している。
ノズル先に馬毛ブラシを植毛したアクセサリー「2WAYロングノズル」も付属。こちらもエアブロー時に装着するアクセサリーで、窓サッシのレールや網戸の掃除などに向いている。ふとん専用アクセサリー「アレルパンチふとんクリーンブラシ」も同梱し、回転ブラシで布団のゴミをかきだして吸引できる。ブラシにはアレル物質を抑制する「アレルパンチ植毛」を採用している。
小型軽量のアルミフレームモーターを使用し、本体重量は2.9kg。サイクロンボックス内に直接風を送る構造で、風速約84mという高速の風でゴミを遠心分離し、99.9%のゴミをフィルターなしで捕集できる。このため、フィルターの目詰まりによる吸引力低下を防げるという。
独自のサイクロン構造により、風がゴミをためる集じん室内を通らない上、0.3μm以上の微細なゴミを99.999%捕集するHEPAとULPA2種類のフィルターも搭載。このため、排気からの匂いも抑制できる。
両モデルともに本体サイズはW223×D333×H270mm、重量は2.9kg(総質量はTC-ZXF30Pが4.5kg、TC-ZXF20Pは4.4kg)。集じん容積は0.7L。TC-ZXF30Pは2WAY ロングノズル、アレルパンチふとんクリーンブラシ、エアブローノズル(幅広)、お手入れブラシが付属。エアブロー機能非搭載のTC-ZXF20Pは、サッシノズルとお手入れブラシを同梱する。