現行のiPhone 6s/6s Plus/SEでは「シルバー」「ゴールド」「スペースグレイ」「ローズゴールド」の端末の4色展開が行われているが、今秋に発表が見込まれる次期iPhoneでは既存の「スペースグレイ」に代わり、より黒のトーンが濃くなった「スペースブラック」のモデルが用意される可能性があるという。iPhone 5s以降に純粋な"ブラック"モデルの消滅していたiPhoneだが、ここにきて復活の兆しを見せている。
同件は、9 to 5 Macなどが報じており、Twitter上にShai Mizrachi氏が投稿したレンダリング写真がベースになっている。筐体背面全体のデザインも上下2本の線がなくなってすっきりとしたほか、カメラ部分のパーツが大きくなった印象を受ける。また前述のように、現行モデルでは純粋な"ブラック"は存在せず、「スペースグレイ」の名称でやや暗い灰色のツートンカラーを基調としている。そのため、今回のレンダリング画像が製品に近いものであるなら、この"ブラック"モデルは新色の可能性が高いというわけだ。
9 to 5 Macが指摘するように、現在Appleから販売されている「スペースグレイ」の製品を並べただけでも、それぞれに基本となる灰色のトーンが異なっていることがわかる。それを比べるとiPhone 6sのシリーズが最も色が薄く、iPhone 5sはどちらかといえば濃い。ただ、iPhone 5sの「スペースグレイ」自体がiPhone 5の「ブラック」と比較してかなり薄い色となっているため、次期iPhoneの「スペースブラック」は先祖返りに近い変化なのかもしれない。