好きで一緒になったとは言え、長く暮らしていればパートナーに対する不満のひとつやふたつはあったとしても不思議ではない。お互いの不満な点に関しては、早いタイミングで話し合い、是正する努力をしていくことがうまくいくコツなのかもしれない。今回は、既婚女性のマイナビニュース会員100人に「夫に対して不満に思っていること」を聞いてみた。
Q.夫に対して不満に思っていることはありますか
ある 49.0%
ない 51.0%
Q.不満に思っていることはどのようなものですか。当てはまるものを選んでください(複数回答)
1位「家事に関すること」 30.6%
2位「習慣に関すること」 28.6%
3位「食に関すること」 24.5%
4位「子育てに関すること」 20.4%
5位「趣味に関すること」 18.4%
5位「夫婦の営みに関すること」 18.4%
Q.その理由を教えてください
■「家事に関すること」
・「家事を手伝わないだけでなく、散らかしてやることを増やす」(29歳/富山県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「家事全般は私の仕事となり、彼は一切手を出そうとしません。仕方ないかなと思い半分あきらめています。でもこれから定年を迎えるに当たり、半分は担当してもらえるようにお願いしてみようかな。脈はなさそうだけど」(59歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「気づいた時に指摘している。相手はその時はやるが、まただんだんとやらなくなってくる」(32歳/群馬県/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「無駄なことしかしないので、やっていることに目をつむる」(52歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「家事と育児に追われていても、まったく手伝ってくれなくて不満。でも専業主婦だから自分の仕事だと思って、相手には何も言わずこなす」(28歳/大阪府/人材派遣・人材紹介/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「家事や家族の世話は私がやるのが当たり前だと思っていて、できていないとものすごく文句を言ってきたりするのが一番の不満です。対処法は、たまにキレます。しばらくおとなしいです」(39歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■「習慣に関すること」
・「宵っ張りで、夜は寝るのが2時近くになることもある。足もみをしてあげるからと寝室に向かうようにしむけると、喜んで寝る」(48歳/宮城県/教育/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)
・「固定休ではないので休みの日や、金銭のことなど、そういったものを夫は夫婦間で共有することがないため、何か困ることにぶち当たるまでは私には公開されない。なので、休みの日もほとんどは事前に知らず、その日になって初めて知ります」(39歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「冗談のつもりで嘘をつくこと。食べ物を食べたいだけ食べてしまうこと。注意したら逆ギレされたのでほっといている」(33歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「金がないのに無理をする、ことごとく意見が合わない」(41歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■「食に関すること」
・「食べ物を粗末にする」(32歳/長野県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「夜ごはんは麺類などではなく、ごはんとおかずではなくてはいけない。たまには麺類にしたいなと思うけど、不機嫌になるのでやらない」(45歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「旦那の好き嫌いが多すぎるので、夕飯作りに困ってしまう」(28歳/千葉県/化粧品・医薬品/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「私の作った料理に文句を言う。文句を言うので、自分の好きなものを食べてもらっている(買ってきたり自分で作ってもらったりしている)」(41歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■「子育てに関すること」
・「休みの日に子どもの面倒を見ないで、遊びに出掛けること」(28歳/大阪府/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「特に何もしていない」(32歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■「趣味に関すること」
・「ゲームばっかりする。別居した」(42歳/神奈川県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「いちいち口に出すが、言う度にこちらのしてることを引き合いに出してくる」(40歳/北海道/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「料理が趣味だが、衛生観念がやや低い。食材が腐っていても気づかない。皿に汚れが残っていてもそのまま使う。その都度指摘するが、文句を言うだけ」(45歳/愛媛県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「趣味のものに途方もないお金を投じようとすること。普段着る服やカバンなどには大枚はたいてもいいが、月に数回使うぐらいのものにそんなにお金をかけなくてもいいんじゃないの~と思って反対している。具体的には、ネットでワンランク下げたブランドを探しなさい、と指導している」(42歳/神奈川県/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
■「夫婦の営みに関すること」
・「セックスレスです。言いづらくて言えていません」(23歳/新潟県/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「無理にしようとするほか、おざなりにしているところ」(29歳/神奈川県/専門店/クリエイティブ関連/会社員・公務員・団体職員)
・「浮気をする。2年で2回も。次したら別れる」(29歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■総評
マイナビニュースの女性会員に対して「パートナーに対して不満に思っていることはありますか」と聞いたところ、「ある」が 49.0%、「ない」は51.0%と、ほぼ拮抗した結果となった。
「パートナーに対して不満に思っていること」の1位は、30.6%を集めた「家事に関すること」となった。2位は「習慣に関すること」が28.6%、3位「食に関すること」が24.5%、4位は「子育てに関すること」が20.4%となった。5位は「趣味に関すること」と「夫婦の営みに関すること」が、ともに18.4%で並んだ。7位以下は、7位「仕事に関すること」(16.3%)、8位「容姿に関すること」(14.3%)、9位「お互いの家族に関すること」(10.2%)と続いた。「そのほか」は12.2%だった。
1位の「家事に関すること」の理由としては、「簡単なことも一切やらない」「彼は一切手を出そうとしません」「手伝わないだけでなく、散らかしてやることを増やす」など、家事は女性の仕事と決め込み、自分は一切やらない、という嘆きの声が多く聞かれた。仕事を持っている女性も多いことから、不満もいっそう募るようだ。
2位の「習慣に関すること」に対してはさまざまな意見が見られる中で、「不衛生」「不潔」「ゴミを置いたまま、そのままにしておく」など、衛生面に関する不満が散見された。きれい好きの女性としては、どうしても我慢できないポイントかもしれない。
3位の「食に関すること」では、食べ物の嗜好が合わないというコメントとともに、「食事中にスマートフォンを触っている」「間食のし過ぎで太った」「食べ物を粗末にする」「食べ物を食べたいだけ食べてしまう」など、健康管理やマナーなどに関する不満もあった。
4位「子育てに関すること」には、とにかく非協力的であることが指摘されている。5位「趣味に関すること」は、多少の趣味はかまわないが、度が過ぎたものはやはり許容しがたいようだ。同じく5位の「夫婦の営みに関すること」は、面と向かっては言葉にしにくい話題だけに、悶々(もんもん)と悩む様子がうかがえる。そのほかの少数意見としては、「浮気」「旦那の親」「時間にルーズ」「お金のこと」などが寄せられている。
総じてどの不満に対しても、一度は相手に指摘をし改善を要求したり、懐柔したり、あるいはふたりで克服する努力をしたりという痕跡が見られる。しかし多くの場合はその甲斐もなく、半ばあきらめるか、不満を胸の内に隠しながら生活を続ける、というのが実情のようだ。中には「離婚を考えている」という意見もあることから、些細な不満であっても早いうちから話し合い、小さな芽のうちに摘み取ってしまうことが円満の秘訣と言えるかもしれない。
調査時期: 2016年5月24日~2016年5月26日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 100人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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