MMD研究所は4日、「中学生のスマートフォン利用実態調査」の結果を公開した。それによると、中学生がスマートフォンを初めて持ったときに一番したかったことは「LINE」だったという。

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同調査は、MMD研究所がインテル セキュリティと共同で、中学1年生~3年生の子どもを持つ女性1,148人、スマートフォンを所有している中学生370人を対象に行ったもの。

前述の女性に対し、「子どもに携帯電話を持たせているか」質問すると、携帯電話の所有率は57.1%、スマートフォンの所有率は40.9%となった。前年の調査結果と比較すると、スマートフォンの所有率は3.0%増えているという。

中学生の携帯電話所有状況

続いて、「子どもに携帯電話を持たせようと思った理由」について聞くと、「子どもが塾や習い事に通いはじめたから」が33.0で最も多く、次いで「自分が働きに出るようになった(出ている)から」が22.6%となった。「その他」の自由回答の欄では「部活の連絡方法がLINEのため、スマートフォンを購入した」という回答が見られた。

子どもに携帯電話を持たせようと思った理由

中学生370人には、「スマートフォンを持ったときに、一番したいと思ったこと」について質問。回答は、「LINE」が53.0%と圧倒的に多くLINEへの関心の高さが伺える結果となった。なお、2番目以降は「ゲーム」が19.2%、「インターネット検索」が8.4%と続いた。また、スマートフォンで普段行っていることについて聞くと、こちらも「LINE」が80.8%と最も多かった。

スマートフォンを持ったときに一番したかったこと

スマートフォンで普段していること

そのほか、中学生の子どもにスマートフォンを持たせていると回答した470人に、「子どもがスマートフォンを使用していて起こったこと」について聞くと、「迷惑メールが送られてきた」が40.0%で最も多く、「サイトやアプリに卑猥なバナー広告がでてきた」が31.6%、「SNS上で知らない人から友達申請があった」が28.6%となっている。

スマートフォンを使用している中学生の子どもに起こったこと