日本クレジット協会は6月30日、2016年第1四半期(1月~3月分)におけるクレジットカード不正使用被害実態調査の結果を発表した。

クレジットカード不正使用被害の発生状況(出典:日本クレジット協会Webサイト)

番号盗用被害額は22億6,000万円

同調査は、クレジットカード不正使用の実態を明らかにするために、クレジットカード発行会社を対象に継続的に実施しているもの。

2016年第1四半期の不正使用被害額は前期比6.6%増の37億円と、4期連続で増加した。内訳は、偽造カード被害額が同9.8%増の9億円、番号盗用被害額が同10.2%増の22億6,000万円、その他不正使用被害額が同10.0%減の5億4,000万円となった。

調査対象は、国際ブランドカードを発行している会社を中心に、銀行系カード会社、信販会社、流通系クレジット会社、中小小売商団体など。回答社数は45社。