JR東日本仙台支社は29日、仙石東北ラインの女川駅直通運転の概要を発表した。8月6日から石巻線へ直通運転を開始し、仙石東北ラインの上り始発列車と下り最終列車が女川駅発着に。これにともない、石巻線の一部列車で始発駅・終着駅が変更となる。

仙石東北ラインの車両HB-E210系

仙石東北ラインは昨年5月30日に開業した。東北本線・仙石線を結ぶ新たな接続線が整備され、ディーゼルハイブリッド車両HB-E210系による特別快速・快速が仙台~石巻間で運転されている。JR東日本は今年2月、女川町と石巻市への復興支援の一環で、仙石東北ラインの一部列車を女川駅まで延長運転すると発表。これにともない進められてきた工事が完了する見通しとなり、8月6日から女川駅直通運転を開始することになった。

直通運転を行う列車は上り・下り各1本。上り直通列車は女川駅を6時5分に発車し、石巻駅6時31分着・6時36分発、仙台駅7時35分着となる。下り直通列車は仙台駅を20時23分に発車し、石巻駅21時20分着・21時52分発、女川駅到着は22時18分となる。ともに仙台~石巻間は途中の塩釜駅・高城町駅・野蒜駅・陸前小野駅・矢本駅・陸前赤井駅・蛇田駅・陸前山下駅に停車し、石巻~女川間は各駅に停車する。

石巻線石巻~女川間では、仙石東北ラインへ直通する上り始発列車・下り最終列車が設定されることを受け、現行の上り始発列車(女川駅6時19分発、古川行)・下り最終列車(小牛田駅21時6分発・女川駅22時11分着)の運転区間を変更。ともに石巻駅発着とする。