インテージリサーチは6月29日、「ふるさと名物に関する知名度調査」の結果を発表した。調査は3月28日~30日、全国の20歳以上の男女1万人を対象にインターネットで実施。昨年調査したふるさと名物3,300産品に、全国の各自治体がふるさと納税の返礼品に用いている産品を追加し、今年は約5,000産品の知名度を調査、分析しました。
全国知名度が上位の産品を見ると、1位は2年連続で北海道の「白い恋人」(86.0%)、2位京都府「生八ツ橋」(79.8%)、3位沖縄県「ちんすこう」(79.0%)、4位京都府「八ツ橋」(77.3%)、5位沖縄県「シークヮーサー」(76.3%)、6位秋田県「きりたんぽ」(75.3%)、7位北海道「夕張メロン」(75.2%)、8位香川県「讃岐うどん」(74.3%)、9位静岡県「うなぎパイ」(72.7%)、10位沖縄県「サーターアンダギー」(72.4%)だった。1位から4位は昨年の調査結果から変動がなかった。
昨年に比べ最も知名度が上昇したのは、静岡県の「黒はんぺん」で知名度3.6ポイント増の21.3%。2位は兵庫県の「淡路島たまねぎ」で3.4ポイント増、3位は山梨県の「桔梗信玄餅」で2.7ポイント増だった。
新規の調査産品の中で最も知名度が高かったのは、長野県の「信州そば」で55.9%だった。
各都道府県内における知名度と全国知名度のギャップに関しては、34都道府県の151産品に70ポイント以上の知名度ギャップが見られた。
ふるさと納税の受入額と返礼品の知名度の関係を見ると、ふるさと納税受入額の上位30に入った自治体の約6割において、返礼品に全国知名度40%以上の産品が含まれていた。