経済産業省 資源エネルギー庁が6月29日に発表した石油価格調査(6月27日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から横ばいの124.0円となり、16週ぶりに値上がりが止まった。
来週は小幅な値下がり
石油情報センターは「原油調達コストが1.8円ほど下がる中、これまでの卸価格の値上がり分が転嫁された結果横ばいとなり、16週ぶりに値上がりが止まった」と分析。来週の価格動向については「原油価格が上昇する一方、円高が押し下げ要因となる。また卸価格のタイムラグの影響も弱まってくるため、小幅な値下がりを予想している」と話している。
都道府県別にみると、23府県で値上がり、3県で横ばい、21都道県で値下がりした。最も高かったのは沖縄県の134.7円(前週134.2円)で、次いで鹿児島県の131.3円(同131.1円)、長崎県の131.1円(同130.8円)と続いた。一方、最も安かったのは岡山県の119.8円(同120.7円)だった。
ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から横ばいの134.8円と、16週ぶりに値上がりが止まった。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も前週より0.1円安い103.6円と、16週ぶりに値下がりした。
灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より1円高い1,156円と、9週連続で値上がりした。