攻城団プロジェクトは6月27日、2015年度における全国の城の入城者数(観光客数)の調査結果を発表した。同調査は、全国57城の管理事務所や自治体の協力を得て実施したもの。
「姫路城」が有料、総合ランキングの1位に
全国の城には入城チケットが必要な有料の場所と、城址公園となって無料で見学できる場所がある。今回は有料無料を問わない総合ランキングと、有料の城に限定したランキングの2つをまとめている。
有料部門のランキング1位は、"平成の大修理"を終えl2016年3月27日にグランドオープンを迎えた兵庫県の「姫路城」。入城料金は国内最高の1,000円(大人)に値上げしたものの、来城者数は日本の城として過去最高の286万7,051人を記録した。
2位はインバウンド観光でにぎわう大阪府の「大阪城」で、来城者数は233万7,813人。3位は沖縄県の「首里城」で、同187万5,000人。4位は熊本県の「熊本城」で、同177万5,000人。5位は京都府の「二条城」で、同173万8,000人となった。
なお、有料部門ランキングトップ5の入城料金は下記の通り。
●有料部門ランキングトップ5の入城料金
・姫路城:大人1,000円、小・中・高校生300円
・大阪城:大人600円、中学生以下無料
・首里城:大人820円、高校生620円、小・中学生310円
・熊本城:大人500円、小・中学生200円
・二条城:大人600円、中・高校生350円、小学生200円
総合ランキングの1位は有料部門と同じ「姫路城」。2位は北陸新幹線の開通効果があったと考えられる石川県の「金沢城」で、来場者数は238万2,700人。3位には「大阪城」がランクインした。
※入城料金は6月27日時点のもの