WOWOWで10月からスタート予定の連続ドラマ『コールドケース ~真実の扉~』で主演を務める吉田羊が、連続ドラマ初出演の意気込みと作品への想いを語った。

吉田羊

『コールドケース』は2003年から2010年まで全7シーズンに渡ってアメリカ・CBSで放送された刑事ドラマシリーズ。フィラデルフィアを舞台に、キャスリン・モリス演じるリリー・ラッシュ刑事が、チームメイトたちと共に未解決事件の真実を追うというもので、事件が起きた当時のヒット曲が劇中で使われるという演出が人気を博した。なお、日本版では神奈川県が舞台となる。

「連ドラ初主演というチャンスをいただけて、とても感謝をしております。ただ、私としては初主演という気負いはまったくなくて、それはスタンドプレイではなく、チーム全員でヨーイドンで同じゴールへ向かって走っていくスタイルが心地よく、私らしい初主演作品になっていると実感しています」と、連ドラ初主演の意気込みを語る吉田。「日本人特有の繊細さと生真面目さ、そういうのがより色濃く描かれていて、繊細であることでより深く捜査対象者の心に寄り添える、そういう日本人ならではの丁寧さを感じる作品になっています」と、今回の作品の魅力について分析する。

また、自身が演じる主人公の刑事・石川百合については「絶対的な孤独を抱えている人ではありますが、それを抱えつつも乗り越えていて、でもその孤独があるからこそ同じ痛みを持つ人により深く関わっていける。心の近くに寄り添いながら共感できる"愛の人"だなと思いました」と話した。

そして、ドラマを見る視聴者へ「日本版『コールドケース』はオリジナルの世界観を踏襲しつつ、日本人らしい感性を加え、より繊細に心に深く響く作品になっています。『慮(おもんぱか)る』という美しい日本語がありますが、まさにその表現が相応しい、相手の心に深く、深く寄り添った素敵なエピソードが満載となっていますので、ぜひ最後まで楽しみにご覧ください」とメッセージを寄せた。はたして彼女がどんな演技を見せてくれるのか注目だ。

監督は波多野貴文、脚本は瀬々敬久・吉田康弘・蓬莱竜太。『コールドケース ~真実の扉~』はWOWOWプライムにて10月スタート予定。