育児情報誌『miku』(ブライト・ウェイ発行)は6月23日、保育園不足に関する調査結果を発表した。

認可保育園に入れなかったらどうしますか?

保育園設置が進まない理由、「本気で取り組む気がない」

「保育園落ちた 日本死ね!!!」のブログを読んだことがあるか尋ねると、計81.6%が全文または一部読んでいると答えた。

認可保育園に入れなかった場合、「認可保育園の空きが出るまで、仕事復帰を先延ばしする」は28.0%、「子育てしながらできる仕事を探す(転職)」は16.6%、「復職をあきらめる」は8.9%と、活躍の場を失う人は5割以上に。他方、「認可外やベビーシッター…料金が高くても良いので預け先を探す」は22.8%、「祖父母に預かってもらう」は8.8%など、元の職場に戻る人は半数未満となった。

保育園・託児施設とベビーシッターの費用が同じ場合、どちらが良いか聞くと、「保育園・託児施設」が85.0%を占め、理由として「安心」「友達ができる」などが挙げられた。

弁当持参と給食のどちらが良いか尋ねると、「月約1万円高くても給食付の方が良い」と答えた人が69.9%に上った。同社は「栄養バランスが管理されている点を理由に挙げる人が最も多く、次いで温かい食事、同じものを食べることで好き嫌いがなくなる、自分の時間の問題などが多かった」と話している。

保育園設置が進まない理由については、「本気で取り組む気がない」が41.6%で最多。保育園の義務教育化(無料)については、54.8%が「3歳からの幼児教育を兼ねた義務化は良いと思う」と回答。保育料金の決め方については、「世帯所得に応じた累進制」が51.0%と最も多かった。

調査期間は2016年3月25日~6月15日、有効回答は1,705人。