TVアニメ『ふらいんぐうぃっち』の最終回直前イベント&第11話上映イベントが19日、東京・シネマート新宿にて行われた。登壇者は木幡真琴役の篠田みなみ、倉本千夏役の鈴木絵理、石渡なお役の三上枝織。
鈴木が得意のダンスを披露!?
『ふらいんぐうぃっち』は2016年4月より放送中のアニメ。東北地方・弘前を舞台に、「15歳になったら一人立ちをし、家を出る」というしきたりに従い修行に励む一人の魔女・木幡真琴たちの日常を描いた作品。本イベントは最終回前にキャストと一緒に作品を振り返る、というもの。
イベントは、司会の笹崎里菜アナウンサーの紹介で、篠田、鈴木、三上が舞台へ登場。それぞれの挨拶が終わると早速、振り返りトークがスタート……するかと思われたところで、笹崎アナウンサーが、「鈴木さんはアニメのEDテーマ『日常の魔法』のカップリング曲『あしたもあした』を聴くと踊りたくなってしまうそうですね」と一言。それを受けた鈴木が三上が奏でるリズムに合わせて踊りだし、会場を大いに盛り上げた。
三上の地元愛
鈴木の踊りで会場が温まるなか、振り返りトークが始まる。まずは、「演じていて一番楽しかったシーンは?」というテーマからスタート。三上は第10話「料理合わずと蜂合わず」で、自身が演じるなおが、普段は常識人だが実は料理が苦手という一面もあることにかわいらしさを感じたと答えた。また、常々自身の出身地である青森への愛を述べていた三上は、このシーンで、「たて」(縦)というセリフを「たで」という方言で演じることができたのが嬉しかったと笑顔を見せていた。
続く鈴木は第2話「魔女への訪問者」で「春の運び屋」と呼ばれる運び屋が訪問してくるシーンのやりとりが、シチュエーションコメディーとしておもしろかった、篠田は第6話「おかしなおかし」の、魔法がかかったお菓子を食べるシーンの収録で、ずっと泣く演技をやり切ったのが思い出に残っている、と答えていた。
次のテーマ「最終回を前に、他の2人に聞いておきたいこと」では、「弘前の一番好きなところは?」「『ふらいんぐうぃっち』に関わる前と今で青森に対する印象はどう変わったか?」など、『ふらいんぐうぃっち』に関係する質問から、「一番好きな食べ物は?」「海派かそれとも山派か?」「最終回が終わったらさみしいので遊んでくれませんか?」といった、作品とは関係ない質問まで行われ、キャスト陣は和気あいあいと回答していた。
テーマトークに続いては、篠田、鈴木、三上が『ふらいんぐうぃっち』の舞台・青森を巡ったことについて、写真を交えながらそれぞれの思い出を語った。この舞台巡りの模様はBlu-ray&DVDの第2巻以降に収録されるとのこと。そして、舞台巡りについての話が終わった後は、第11話「くじら、空をとぶ」の上映が行われた。
第11話場面カット
豪華景品に篠田が思わず……
第11話の上映後、篠田、鈴木、三上と笹崎アナウンサーが再び舞台へ登壇。今度は「もっともっと仲良くなろう 仲良しゲーム」と題した、ゲームコーナーを行うことに。全2つのゲームをクリアすれば豪華賞品がもらえるとのことで3人とも張り切るなか、最初に行われたのはジェスチャー当てクイズ。それぞれが懸命にジェスチャーを行い、最後の「アクション映画」というお題までたどりつく。ここで鈴木が体を張った必死のジェスチャーを披露したが、惜しくもクリアとはならなかった。
本来であればここでゲーム終了のはずだが、篠田がかわいくおねだりしたことにより、2つ目のゲームがクリアできれば景品をゲットできることに。その流れのまま行われたのは「会場を見渡せ 使い魔探しゲーム」。作中に登場する使い魔チト、アル、ケニーのイラストが付いた棒を持っている人を会場のなかから探すというゲームだったが、これを見事にクリアした。
そして、ゲームクリアの豪華賞品が「洋菓子セット」と発表されると、昼の部が「和菓子セット」で和洋どっちのお菓子も手に入るとあってか、篠田はイベント中で一番の笑顔を見せていた。
まだまだ『ふらいんぐうぃっち』を愛してください
ゲーム終了後、キャストから最後の挨拶……の前に、ここで6月が誕生日の篠田と鈴木をお祝いするサプライズが。サプライズケーキの登場に篠田・鈴木のふたりは喜びを露わにしていた。今後の意気込みについて聞かれた鈴木は、「笑わせるっていう意味以外にもたくさん笑顔になっていただきたい。みなさんに元気を与えられる人になりたいと思っていますのでよろしくお願いします」と、笑顔のなかに真剣さをうかがえる表情で答えた。
サプライズ後は今度こそキャストから最後の挨拶が行われた。挨拶のトリを務めた篠田は「初めての主役で三上さん、鈴木さん、そして皆さんに出会えたことが本当に幸せなことだと思っています。最終回まで、まだまだ『ふらいんぐうぃっち』を愛してください。よろしくお願いします」と、初主演作品に対する想いをこめて挨拶。その言葉に会場から大きな拍手が送られ、イベントの幕は閉じた。