今年で第23回を迎えた「写真甲子園」こと全国高等学校写真選手権大会。全国11ブロックにおける審査会を経て、その「本戦」に進む19校が選出された。本戦は北海道・東川町にて7月26日~29日に開催される。
本戦出場校は、北海道科学大学高等学校 (旧北海道尚志学園高等学校)、北海道帯広工業高等学校、青森県立弘前南高等学校、宮城県白石工業高等学校、埼玉県立戸田翔陽高等学校、埼玉栄高等学校、千葉県立四街道高等学校、神奈川県立川崎高等学校 (定時制)、早稲田大学高等学院、東京都立総合芸術高等学校、福井県立丹生高等学校、富田高等学校、愛知県立一宮南高等学校、大阪市立工芸高等学校、和歌山県立神島高等学校、島根県立大田高等学校、香川県立観音寺第一高等学校、沖縄県立知念高等学校、八代白百合学園高等学校、以上の19校。このうち12校が初出場校という、フレッシュな顔ぶれとなった (ちなみに2015年は8校が初出場)。
筆者が取材にうかがった東京ブロック公開審査会で選出された早稲田大学高等学院と東京都立総合芸術高等学校の両校も初出場。とくに、東京都立総合芸術高等学校の『JKビーム』は実験的な思い切った作品で、審査委員長の立木義浩氏は「デジタル時代の申し子というか、写真なめてるなってのが面白い。あんたたちの写真はめちゃくちゃだから革命的なわけよ!」と絶賛 (!?)。彼女たちの本戦での暴れっぷりにも注目したい。
本戦出場各校の初戦応募作品
※ 作品写真、すべて写真甲子園実行委員会提供
写真甲子園とは
写真甲子園は、高校生が3人1組のチームを組み、組写真で競い合うフォトコンテスト。7月に行われる本戦では、全国の代表校が写真の町である北海道・上川郡の東川町に集結し、同一条件下で写真を撮り、競い合う。主催は、本戦の撮影フィールドでもある東川町などで構成される写真甲子園実行委員会。キヤノンおよびキヤノンマーケティングジャパンが特別協賛社としてサポートしている。