ベンキュージャパンは24日、フォトグラファー向けの27型ワイド液晶ディスプレイとして、ハードウェアキャリブレーション対応の「SW2700PT」を発表した。7月8日から発売し、価格はオープン。

SW2700PT

IPS(AHVA)液晶パネルを採用する、解像度2,560×1,440ドットの27型ワイド液晶ディスプレイ。10bitパネルを使用しているほか、14bitの「3D LUT(ルックアップテーブル)」を内蔵。豊かで滑らかな階調表現を可能とした。色域はAdobe RGBの99%をカバーする。遮光フードが標準で付属し、蛍光灯などの映り込みを防ぐ。

ハードウェアキャリブレーションに対応しており、ディスプレイ内の「3D LUT」を直接調整可能。キャリブレーションソフト「Palette Master Element」を使うと、キャリブレーションの簡略化や、カラーエンジンの微調整が行える。キャリブレーターは、X-Rite、Datacolorに対応。

本体のタッチボタンを使わずに画面モードを変更できる、OSDコントローラーが付属。画面モードは、AdobeRGB、sRGB、モノクロモードなどを用意。加えて、フリッカーフリー機能やブルーライト低減モードなども搭載する。

主な仕様は、液晶パネルが27型ワイドのIPS(AHVA)方式、解像度が2,560×1,440ドット、視野角が上下/左右ともに178度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(DCR時:20,000,000:1)、応答速度が12ms(GTG:5ms)。

映像入力インタフェースはHDMI1.4、DVI-DL、DisplayPort1.3(各1ポートずつ計3系統)。U2ポートのSB 3.0ハブも備える。スタンドのチルト角度は-3.5度~20度で、高さ調節とピボットも可能だ。VESA100mmに対応し、本体サイズはW652.8×D322.8×H445.2~566.7mm、重量は約12.4kg。