三菱自動車は23日、同社燃費試験において不正行為を行った軽自動車「eKワゴン」「eKカスタム」「eKスペース」の新届出燃費値が確定したとして、該当軽自動車の所有者に対する損害賠償の内容を発表した。日産自動車も同日、「デイズ」「デイズ ルークス」の所有者に対する補償の内容を発表している。
三菱自動車が発表した損害賠償は、2013年5月から生産している「eKワゴン」「eKカスタム」「eKスペース」を2016年4月21日までに使用していた人(自動車検査証記載の使用者)が対象。内容は、残価設定型クレジットを利用していた場合は契約年数に1万円を乗じた金額、リースにて利用していた場合は契約年数に1万円を乗じた金額、過去(2016年4月20日以前)に使用していた場合は使用年数に1万円を乗じた金額を支払うとし、これら3つに該当しない場合は10万円を支払うというもの。
新届出燃費値と旧届出燃費値との差異により、購入時の減税ランクに差が生じて追加納税義務が発生した場合は、同社が責任を持って対応する。支払いの具体的な手続きについては、7月下旬をめどにダイレクトメールや同社ホームページなどで案内する予定。
日産自動車が発表した補償は、「デイズ」「デイズ ルークス」を2016年4月21日までに使用していた人が対象。内容は三菱自動車の損害賠償と同じで、新届出燃費値と旧届出燃費値との差異によって追加納税義務が発生した場合は三菱自動車が対応する。