今年も16万人以上が来場し、大盛況だった「東京おもちゃショー2016」。バンダイやタカラトミーといった玩具メーカーのブースが並ぶ中、トヨタ自動車も出展し、親子で見て触って楽しめるコンセプトカー「カマッテ シリーズ」の最新作「カマッテ カプセル」が注目を集めていた。
歴代「カマッテ」シリーズもずらり
トヨタは2012年から東京おもちゃショーに出展。子供が運転したり、いじったりする体験ができるコンセプトカー「カマッテ」シリーズを5年連続で参考出品している。
今年は最新作のトレーラー「カマッテ カプセル」を中心に、それを牽引するクルマとして、2012年に出品した「カマッテ そら」、2013年に出品した「カマッテ 57s」、2015年に出品した「カマッテ はじめ」も展示された。過去の「カマッテ」シリーズは、いずれもペダルやシートの位置を子供用に調整する機能があり、運転体験ができる設計となっている。また、「カマッテ そら」「カマッテ 57s」はおもちゃ感覚でボディを"着せ替え"できるクルマだ。
「カマッテ カプセル」をカスタムして自分だけの空間に
トヨタブースでは親子向けに、トレーラー「カマッテ カプセル」の車内を自由にカスタマイズできる体験も提供していた。アクティブな男の子の部屋や、おしゃれな女の子の部屋を連想させる使用例もブースに展示され、イメージを膨らませることができた。
体験では、実際に内張りを換えたり、物を置いたりするわけではない。タブレット端末でテーマカラーや置きたいアイテムを選び、「カマッテ カプセル」の車内に配置された3面のスクリーンに映し出すのだ。アイテムは電化製品や楽器など24種類がスタンプ状になって用意されている。最大8つまで選んでタブレット上に自由に配置すると、それが車内で映像化されるというわけだ。
筆者も体験に参加し、工具箱に鳥かご、観葉植物などを選んで置いてみた。センスも脈絡もないセレクトだったが、映像化されるとそれなりに見栄えがして、笑顔になれる。
カスタマイズ後の「カマッテ カプセル」には、親子で乗車することもできた。また、カスタマイズ内容を反映した「カマッテ カプセル」のペーパークラフトがその場でプリントアウトされ、おみやげとして用意されていた。
一連の体験は、遊びとして楽しく、東京おもちゃショーの会場にふさわしいものだった。「カマッテ」シリーズを通して楽しい体験をした子供たちが、クルマに興味を持ち、クルマ好きに育ってくれたらうれしい。