6月25日公開の映画『日本で一番悪い奴ら』の公開直前イベント「新宿日悪署落成式セレモニー」が22日、東京・新宿ステーションスクエアで行われ、主演の綾野剛、主題歌を歌う東京スカパラダイスオーケストラfeat. Ken Yokoyamaが出席した。
綾野剛主演の本作は、日本映画賞を総なめにした『凶悪』を手掛けた白石和彌監督の最新作。劇中であらゆる悪事に手を染めた北海道警察の警察官・諸星要一演じる綾野剛が、新宿ステーションスクエアに映画の公開を記念して設置された新宿日悪署の完成披露式のテープカットを行った。
多くのファンを前にした主演の綾野は「皆さん悪天候の中ありがとうございます。新宿区の寛大な配慮により、この場に立たせってもらって大変感激しております」と感謝を口にしながら「いや~最高ですね! 昨日の夜に通ったんですけど、夜はライトアップされていて興奮しますよ」と出来上がった日悪署に感激しきり。また、署長に就任した日悪署を「日本で一番ロックな警察署を目指したいです!映画は色んな意味でポップになっていますが、今日こういった場所でイベントを出来たことはロックなことだし、日本がやや潔癖になっている中でお祭りのような時間を過ごせているのはロックなことですよ」と高らかに宣言した。
また、イベントの最後には劇中で主題歌を担当した東京スカパラダイスオーケストが応援に駆け付け、同所でサプライズライブを敢行。彼らの生演奏に酔いしれた綾野は、ライブ終了後に谷中敦とコラボメンバーの横山健に挟まれて「真ん中に立っていること自体、日本で一番悪いですよ(笑)」とおどけながら「最高に格好良くて、今年で一番楽しかったです!東京スカパラダイスオーケストラは世代的にドンピシャで、正直興奮しました。ライブ中はカメラも忘れてノッてましたね」と興奮した様子。そんな綾野が主演した本作について谷中は「大傑作でしたね。綾野さんの演技に引きこまれながら見てましたけど、悪い人ってパワーがありますよ。そのパワーを頭の中で変換したくなったし、生命力が溢れる映画で感動しました」と絶賛していた。映画『日本で一番悪い奴ら』は、6月25日より全国公開。