『X-MEN』シリーズのスピンオフ映画『デッドプール』(公開中)の大ヒットを記念し、本編映像が22日、公開された。
全世界120カ国でオープニング成績1位、日本でも週末興収1位となり、すでに国内で100万人を動員している本作は、元特殊部隊員ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)がどのようにして不死の体となり、超絶な戦闘能力を持つに至ったかを描くデッドプール誕生のストーリー。明るい毒舌家で、軽口をたたきながら敵を倒していく異色のヒーローが、日本でも支持を集めている。
公開された映像は、X-MENのメンバーとして「ヒーローになれ」と誘われるも、あっさりとそれを拒否するという、デッドプールの異色のキャラクター性を端的に捉えている。自身の顔をボロボロにした宿敵エイジャックス(エド・スクライン)を捕まえることに成功したデッドプールの前に、騒ぎを聞きつけたX-MENのコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブラン)が現れるシーンだ。
全身がメタリックな鉄人のコロッサスは「こんなことやってちゃダメだ。俺たちと力を合わせろ」と説得。しかし、デッドプールは「ボケ集団に入り、ネバーランドの屋敷に住み、カルト宗教の教祖風なハゲの、部下になる気になったら、連絡してやるよ。それまでは1人でやる」とタイヤのホイールをエイジャックスに向けて、フリスビーのように投げながら話すように、全く耳を貸す様子を見せない。
さらに復讐の機会を邪魔され、いら立っているデッドプールは、ガムをかんでいるネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドに向かって「邪魔するとその女をひっぱたくぞ」と悪態をつく。けんかを売られたネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドは「バカプール」と応対しながら、デッドプールの背後を指さす。その先には、先ほどまでいたはずのエイジャックスの姿が無く、デッドプールはショックのあまりおどけた表情を見せている。
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