米Twitterは6月21日(現地時間)、アカウントの管理・運営をサポートするコンパニオンアプリ「Twitter Engage」の提供を開始した。Twitterアカウントのリアルタイムのデータを提供し、より効果的なフォロワーとのエンゲージメントやオーディエンスの拡大を支援する。リリース時点で対応プラットフォームはiOSのみ、また配信が米国に限られている。
Twitter Engageは、認証ユーザーのみとなっているFacebook Mentionsのような制限はなく、全てのユーザーが利用できるが、より活用できるのは数千人、数万人規模のフォロワーを持つ有名人やクリエイター、ヘビーユーザーなどになる。たとえば、セレブやスポーツ選手、ミュージシャンなどのTwitterアカウントにはたくさんのファンが集まり、活発な交流が行われているが、そうした中から他の著名人、発言力や影響力のあるインフルエンサー、熱心なファンのアクティビティをフォローし、コンテンツの拡がりやコミュニティの動きなどを効率的に把握できる。
Twitter Engageは「@Engage」「Understand」「Post」の3つのタブで構成される。Engageは、数多くのアクティビティの中からインフルエンサーや熱心なファンといった重要な人々からのフォローやメンションを浮かび上がらせる。Understandでは、リツィート、メンション、ビデオ再生数といった統計を通じて、アカウントのパフォーマンスやオーディエンスの概要を把握できる。統計は期間を絞り込んでフィルターすることが可能。またオーディエンスの分布やファンが話題にしていることなど、さらに掘り下げたリサーチも行える。Postでは、ビデオや画像/GIFといったコンテンツ、その他のアクティビティの拡がりを、投稿を追って追跡できる。