イー・ラーニング研究所は6月17日、世代とともに変化する習い事を調査するため、子供を持つ親を対象に「子供の習い事・必要なスキルに関するアンケート」を実施し結果を発表した。
幼少期の夢をかなえた大人は約2割
「子供の頃に学んでおけばよかったこと(複数回答)」という問いに対して、回答の上位3項目は「お金の稼ぎ方」(402票)、「コミュニケーション力」(312票)、「プレゼン能力」(299票)となった。
特に「お金の稼ぎ方」については9割以上の人が回答しており、子供の頃一番学んでこなかった「お金の稼ぎ方」を大人になって痛感している様子がうかがえる。また「コミュニケーション力」「プレゼン能力」と社会人になってから多くの場面で必要とされるスキルが上位に挙がっていることから、実体験からの回答結果となった。
「子供の頃なりたかった将来の夢はありましたか?」という問いでは、「Yes」が73%、「No」が27%だった。また「その夢は現在かなっていますか?」という問いでは、「Yes」が22%、「No」が78%という結果になった。
子供の頃なりたかった将来の夢の職種の上位トップ3が、「教師」「保育士」「タレント・歌手・モデル」。一番子供の頃に身近に接することが多い職業が上位にランクインした他、「スポーツ選手」「CA(キャビンアテンダント)」など「教師」や「保育士」の他、「医師・看護師」や「美容師」などの資格を有する職業が上位にランクインした。
子供の頃とは視点も考え方も異なるため、大人になって夢がかなっている人は2割程度にとどまった。
調査期間は5月21日、20代~50代の子供のいる親、男女計486人を対象に行われた。