福岡ソフトバンクホークスは6月21日、松坂大輔投手と攝津正投手による義援金の寄付について発表した。

「藤崎台県営野球場」(熊本県熊本市)の復旧支援のため、松坂大輔投手が1,000万円、攝津正投手が300万円を熊本県に2016年7月1日付で寄付するという。

熊本地震により、藤崎台県営野球場は大きな被害を受け、復旧に約3.6億円の費用がかかると見込まれている。両選手は、藤崎台県営野球場の被害状況を知った時から、被災地復興支援義援金とは別に、藤崎台県営野球場の復旧にも協力したいという意向を持っていたため、義援金という形で支援することになったとのこと。

両選手は以下のようにコメントしている。

松坂大輔投手「今回の震災にあたって、未来の野球を担う子どもたちに対して、何らかの形で支援をしたいと考えていた所、藤崎台県営野球場の被害状況を知り、修復費用の一部になれば、と義援金を送らせていただきます。熊本県内には、被災しながらも野球を続けている球児も少なくないと聞いています。もうすぐ甲子園も始まりますが、熊本の高校野球にとって象徴的な存在でもある藤崎台球場が、一日も早く修復を終えることができるように願っています」

攝津正投手「藤崎台球場は、僕が先発投手として初めて勝利投手になった思い入れのある球場です(2011年4月24日 福岡ソフトバンク対千葉ロッテ)。今回の震災で、球場施設に大きな被害がでていると聞いた時から、『球場復旧のお手伝いができれば』と考えていました。藤崎台県営野球場の復旧は、球児たちや野球に関わる人々の願いだと思っていますので、早く復旧されることを願います」