東京都は現在、東京の観光スポットや外国人への接し方等を学ぶ「おもてなし親善大使」育成塾の塾生を募集している。東京都内在住または在学の中学生、高校生が対象で、受講料は無料(研修会場までの交通費、昼食費用等の諸雑費は自己負担)。応募締切は6月30日(当日消印有効)となっている。
2020年をひかえ、東京にこれからも増えると予想される外国人観光客を案内できるボランティアを育てることが目的で、2015年度に引き続き、2016年度も実施する。同塾では2日間を通して、東京の観光案内をするために必要な知識を学ぶ。
1日目の座学研修では、都内観光地や歴史、文化等の知識、外国人へのおもてなし方法、英会話などを学ぶ。2日目の実地研修では、外国人が多く訪れる観光スポットの見学、人力車体験などが予定されており、普段から外国人観光客に接しているバスのツアーガイドや人力車の車夫らが、中高生におもてなしの心得や工夫を伝授する。
2014年度、2015年度の育成塾の参加者からは、「普段と違う目線で東京を再認識することができてよかった」、「自分もぜひ観光ボランティアになりたい」、などの声が寄せられ、大変好評だったという。
応募資格は、都内在住または都内在学の中学生・高校生であることのほか、日本英語検定協会が実施する英語検定3級以上を取得しているかそれに相当する英語力を有していること、また、任命後も継続的に親善大使の活動に参加できることとなっている。
同塾は2会場で計4日程設けており、内容は全日程同一となっている、日程は、23区会場(御茶ノ水トライエッジカンファレンス)が7月28日・29日と8月18日・19日、多摩地区会場(立川商工会議所)が8月4日・5日と8月9日・10日。各日程中学生25人・高校生25人で合計200人募集し、応募者多数の場合は抽選を行う。
申し込みは、東京の観光公式サイト「GO TOKYO」から「平成28年度おもてなし親善大使育成塾申込書」を印刷し、必要事項を記入し、郵送での申し込みとなる。7月中旬までに抽選の結果(塾生に選ばれた人には参加日程等の研修案内)を郵送にて送付する。