エン・ジャパンは6月20日、「転職とお金」に関する調査の結果を発表した。同調査は20代~50代の同社サイト「エン転職」の利用者9,320名を対象に、インターネットによるアンケートを実施している。
「転職を検討する理由」を聞いたところ、1位は「給与」(61%)だった。次いで2位は「仕事内容」(49%)、3位は「残業・休日数」(30%)。以降、「勤務地」(26%)、「職場の人間関係・社風」(23%)、「福利厚生」(17%)と続いた。
転職を検討する理由について、「給与」と答えた人に対して「転職を検討する前に、会社に給与交渉をしたことがあるか」を聞いた。結果、20%が「給与交渉をしたことがある」、80%が「給与交渉をしたことがない」と回答した。年代別に「給与交渉をしたことがある」と回答した割合をみたところ、「40代」(23%)が最も多かった。以降、「30代」(21%)、「50代」(18%)、「20代」(16%)と続いた。
「給与交渉をしたことがある」と回答した人からは、「基本給が少ないので、少額でもいいので頑張った分ボーナスが欲しいと言ったことがある」(24歳/女性)、「固定給があげられないのであれば、インセンティブで収入をあげる機会をもらえないか交渉しましたが、結果は副業OKということで落ち着いた」(30歳/男性)などの声が寄せられた。
「給与交渉をしたことがない」と回答した人は、「何人かそのような相談をした者はいましたが、会社の回答は『そういう決まりだから』で突き返されていました」(35歳/男性)、「職場上司には給与の決定権はないため、相談したとしても聞くだけに終わり、結果不満を持つ社員のレッテルを貼られることになりかねない」(41歳/女性) などとコメントしていた。