置いていたiPhoneを手にしたとき最初にすべきことは? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『置いていたiPhoneを手にしたとき最初にすべきことは?』という質問に答えます。

＊＊＊

わざわざiPhoneを手にとったのですから、なにか情報を得ようとしているわけですよね。自分宛の連絡が届いていないかどうかの確認を含め、新しい情報の発見を期待してiPhoneを手にしたのでしょう。そうであれば、まずはロック画面を見て届いている通知をチェックすることになります。ということは、最初にすべきことはロック画面の表示です。

iOS 9の現在、ロック状態のiPhoneを手にとってもウンともスンともいいません。通知が届いた直後でスリープに入る前であれば、iPhoneを仰向けに(ディスプレイを上向きに)するだけでロック画面が表示されますが、スリープに入ったあとはスリープボタンまたはホームボタンを押すか、イヤホンを差し込むなど外部からの信号を与えないかぎりスリープしたままです。

可能なかぎり早くロック画面を表示したいというときには、iPhoneを手にすると同時にスリープボタンまたはホームボタンを押すよう心掛けます。Touch IDに対応したiPhoneの場合は、ホームボタンに指を置いているとほぼ一瞬で指紋認証が行われ、ロック画面を見ることができないままホーム画面が表示されてしまうので、スリープボタンを押すといいでしょう。

と、そのような細かい工夫は秋に公開予定の「iOS 10」で不要になります。内蔵のモーションセンサーにより傾きを感知し、iPhoneを手にするやいなやロック画面を表示する仕様となるからです。すべきことはiPhoneを手にとり画面を見る、ただそれだけです。しかもロック画面のままで届いたメッセージに返信できるなど、作業できる範囲が広がっています。iPhoneは片手で持ち上げるだけでいろいろなことが確認できてしまう、そんな時代がやってきます。