ロイヤルホストは6月21日~8月下旬、「34年目のカレーフェア」を全国の「ロイヤルホスト」店舗で実施する。昭和58年(1983)から始まるロイヤルホストのカレーフェアは、その名の通り今年で34回目。「夏といえばロイホのカレー!」というファンが待ち望んでいるカレーたちを紹介しよう。

「"日本の野菜"を美味しく食べるカレー<十八穀米で>」(税込1,544円)

国産野菜の魅力たっぷりカレー

今年のテーマは"国産野菜"。そのため、全てのカレーの野菜には国産のものをふんだんに使っている。まず紹介するのは、「"日本の野菜"を美味しく食べるカレー<十八穀米で>」(税込1,544円)。カボチャ、ブロッコリー、ピーマン、オクラなど10種類の野菜を使用し、パクチーを盛りつけた一皿だ。

野菜がゴロッと入っている

同商品の特徴は野菜のみならず、そこに使われている調味料も特別。白みそ、豆乳、ゴマを使って、味をまろやかにしている。ごろっとした野菜のうま味とかすかに"和"の風味を感じるカレーだった。

クミン不使用の清涼感あふれるカレー

続いては、スパイスにこだわった「チキンカリー"グランデ"」(税込1,490円)。カレーでおなじみのクミンをあえて使用しなかった意欲作とのこと。

「チキンカリー"グランデ"」(税込1,490円)

「クミンを使わなかったらといって、何が変わるんだ?」と思う人もいるかもしれない。筆者も同じことを考えたが、口に含んでみると、他のカレーにはない清涼感があった。同社広報によると、クミンを使わない代わりに、シナモンやクローブなどの爽やかなスパイスを多めに配合して生まれた味だという。

カレーで清涼感を感じるのは初めてかもしれない

ココナッツミルクとエビで南国風に

エスニックの雰囲気漂う「南国シュリンプカレー<十八穀米で>」(税込1,652円)にも、パクチーが盛りつけられている。たて半分にカットしたエビがたくさん入っているのもうれしい。

「南国シュリンプカレー<十八穀米で>」(税込1,652円)

こちらのカレーは、ココナッツミルクがベースに使われているので甘め。スパイスもしっかりと調合されており、食べ終わった後の香りも印象的だ。

ココナッツの香りが口にふわっと広がる

34年目の伝統の味も国産野菜を使ったカレーに

フェアを開始した1983年から毎年登場しているカシミールカレーも、もちろん販売される。今年は「国産野菜のカシミールカレー」(税込1,274円)となり、食感をしっかりと残すため、野菜を油で揚げずにそのまま鍋で調理した。

「国産野菜のカシミールカレー」(税込1,274円)

カシミールカレーは、さらさらとしたルーにナツメグやスターアニス、クローブなどが溶け込んだ一品。同フェアで最も辛く、食べ進めていくと汗が止まらなくなる。具材の牛肉はしっとりとしており、ブイヨンのうま味を感じられた。

34年は国産野菜がたっぷりと入っていた

4年ぶりにターリーが帰ってきた!

今回は、ナンとライス、カレー3種類がセットになった「ロイヤル プレミアムターリ」(税込1,998円)が4年ぶりに提供される。カレーの種類は、「バターチキンカレー」と「ビーフカレー」、「"日本の野菜"を美味しく食べるカレー」だ。以前販売された2012年のものと比べると、ナンが1.5倍の大きさになっていた。

「ロイヤル プレミアムターリ」(税込1,998円)

見た目がかわいい前菜とデザートも登場

「ロイヤルホスト」の「カレーフェア」は、前菜やデザートにも手は抜かない。前菜には「夏の前菜セット」(税込421円)が登場。さっぱりと食べられるコールスローサラダと、自慢のコンソメゼリーが入った"夕暮れのビシソワーズ"がセットになった豪華な一品だ。

「夏の前菜セット」(税込421円)

デザートには、練乳味の氷を切り出し、熊の顔に見立てた「氷のこぐま」(税込410円)を販売。シナモンやクローブといったスパイスをきかせた、茶色い「ミルクティ味」も用意されている。

「氷のこぐま」(税込410円)

合計5種類のカレーが登場した今回の「カレーフェア」。今年は全てのカレーにプラス税込194円で、パクチーを追加できる(増量も可能)。毎年食べているファンの人だけでなく、「うまいカレーが食べたい!」と思う人の期待にも応えてくれるだろう。