結婚資金は人生の中でも大きな金額が必要となるお金。挙式・披露宴、ドレス、指輪、新婚旅行……など、夢や希望は膨らみますが、いざ結婚というときになって慌ててしまうのでは困ります。お金がないから結婚できないという話を聞くこともありますが、この人となら将来を共に歩んでいけるとお互いに思うことは、良くあることではありません。せっかくの相手をお金のことで諦めなくてもいいように、結婚資金の相場や準備方法など、結婚にまつわるお金について確認していきましょう。

結婚って、実際どのくらいお金かかるの?

「マイナビウエディング」が結婚したカップルに対して実施したアンケートによると、結婚式にかかった費用の総額は、「200万円~250万円」が最も多く12.8%に。以降「250万円~300万円」(12.2%)、「150万円~200万円」(11.7%)と続きます。一生に一度のことだからと憧れる気持ちもありますが、あれもこれもと欲を張ると当然費用も膨らみがち。何にどのくらい費用がかかるのかを確認して、可能な範囲で妥協しながら、思い出深い結婚式づくりを目指しましょう。

挙式、二次会、婚約指輪・結婚指輪の相場は?

ひとくちに結婚資金といっても、内訳は挙式、披露宴、二次会、指輪などのアクセサリーなど様々。挙式はチャペルか神社かにもよりますが、衣装代込みで20万~40万円前後が相場です。結婚資金の大きな部分を占めるのが披露宴にかかる費用。金額は招待客の人数や料理のメニューによって幅が出ます。招待状やメニュー表の印刷物や引き出物・引き菓子などは、ゲストが増えるほど数も増え、その分費用がかさみます。とはいえ、招待客は新郎新婦だけでなく家族親戚にとっても大切な人たち。ゲスト数が増えて費用が上がるなら、司会は友人に依頼、招待状・ウェルカムボードは自分たちで作成など、オリジナリティのある結婚式を演出しつつ、コストダウンの工夫もしてみると良いかもしれませんね。

二次会を披露宴の続きとするのか、親しい仲間との飲み会とするのかによっても、二次会にかかる費用の大小が変わります。しかし、前述アンケートでは約7割のカップルが会費制の二次会を行っていると回答しています。新郎新婦自身の負担額は少しで済みそうですが、最低でもゲストへのお土産代は必要。会費は男女同額の場合で5,000円。男女差ありの場合、男性が7,000円~8,000円、女性が5,000円前後が相場です。

婚約指輪・結婚指輪は二次会よりも大切という女性も多いかもしれません。子供の頃から、プロポーズに婚約指輪という憧れを描いている人も多いのでは? 婚約指輪も結婚指輪も、ブランドや指輪に付いている宝石の種類・質によって差がありますが、相場は10万~20万円程度のようです。