台湾MSIは17日、NVIDIA GeForce GTX 1080を搭載したグラフィックスカード「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」の販売を開始した。店頭予想価格は税別99,800円。
MSI独自のクーラーである「TWIN FROZR VI」を搭載するグラフィックスカード。2連ファンとヒートパイプを組み合わせたクーラーで、ひねりを大きくした羽によりエアフローを効率化したほか、ダブルボールベアリングによりノイズを低減した「トルクスファン 2.0」を採用する。また、ヒートパイプは、底面プレートと接する部分を滑らかな形に変更することで冷却性能をさらに高めた。低負荷時にはファンの動作を停止するZeroFrozr機能をサポートする。
動作クロックをFounders Editionから引き上げ、ベースは1,607MHzから1,708MHz、ブースト時は1,733MHzから1,847MHzへとオーバークロックする。このほかの仕様は、メモリが256bit接続の8GB GDDR5X、メモリスピードが10,108MHz相当、補助電源ピンが8ピン×1+6ピン×1、TDPは180W。出力インタフェースが、HDMI 2.0b×1、DVI-I×1、DisplayPort 1.4×3。本体サイズがW279×D140×H42mm、重量が1,100g。
付属のユーティリティ「Gaming App」を利用することで、さらにクロックを引き上げる「OC モード」や、パフォーマンスと静音性をバランスよく実現する「ゲーミングモード」、ファンノイズを最小限に抑える「サイレントモード」といった動作モードを切り替えられるほか、本体に搭載されたLEDの制御、システムのモニタリングなどが行える。
また、Androidスマートフォンなどから直接グラフィックスカードをコントロールできるようにする「Mobile Gaming App」も GooglePlayにて近日公開予定だという。