俳優の福士蒼汰と女優の芳根京子らが出演するフジテレビ系スペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚(きたん)』(前編25日21:00~23:10/後編26日21:00~23:09)のスピンオフドラマが、前編放送終了直後から、動画サービス・FOD(フジテレビオンデマンド)などで配信されることが17日、明らかになった。
スペシャルドラマの本編は、漫画誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載されていた『モンタージュ 三億円事件奇譚 SINCE 1968.12.10』が原作。約50年前に発生した、20世紀最大の未解決事件「三億円事件」の真相に迫りながら、事件発生当時の1968年と、現代を舞台に物語が繰り広げられる。
今回配信されるスピンオフ作品『モンタージュ 三億円事件奇譚(きたん) 特別編 -船に消えた三億円-』は、本編の前編と後編をつなぐストーリー。鳴海大和(福士)を監禁して3億円を奪った犯人を、小田切未来(芳根)が推理を駆使して追い詰めていく。
同局では「前編・後編で、どちらかと言えば、大和の背中を追うような立ち位置にあった未来が、監禁され動きの取れない大和にかわり、主体的に犯人を追っていく」と見どころを紹介。「しかも、どこか天然な性格の未来が犯人を追っていくだけあって、前編・後編のシリアスな雰囲気とは異なり、コメディータッチなテイストになっているところにも注目してほしい」と、芳根の"迷探偵”ぶりを説明している。
芳根は、このスピンオフの台本を読んだ際を振り返り「正直『あれ? これ、やりたいようにやっちゃっていいのかな…(笑)』と思ってしまいました」と回顧。その上で、スタッフに促されるままに「思う存分、やりたい放題やらせていただきました」と報告する。
また、「本編では大和がずっとしゃべっていて、未来は隣で見守る係だったので」と笑みを浮かべつつ、「本編の福士さんの大変さを特別編で体験することができました」と新たな発見もあったようだ。加えて、「未来はプロの探偵だったり、才能があったりするわけではなく、むしろちょっと謎を解いていくのが苦手な女の子」と説明。それでも、「『犯人は、あなたです!』と、一度言ってみたかったので、楽しかったです」とうれしそうに語った。
今回のスピンオフ作品は、地上波での放送は行わず、FODに加えてAmazonプライム・ビデオでの配信も決定。同局が、地上波放送しないコンテンツをAmazonプライム・ビデオに提供するのは初めてとなる。