Q. 子育てを楽しいと感じた瞬間はありますか?

近年、男性も積極的に参加するようになってきた子育て。父親として、子を育てる喜びを感じるのは、一体どんなときなのだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち子どもをもつ男性200名に、子育てを「楽しい」と感じた瞬間について教えてもらった。

Q.子育てを楽しいと感じた瞬間はありますか?

はい 84.5%
いいえ 15.5%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんなときに楽しいと感じましたか。そのときの状況を具体的に教えてください

・「やっとの思いで寝かしつけたときの寝顔や、無邪気にはしゃぐ笑顔をみたとき」(36歳男性/教育/専門サービス関連)
・「やっぱり、寝かしつけた後の寝顔。最高! 」(55歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「少しずつできないことができるようになっていくのを見るのが楽しいです……あいさつするようになったとか、服を脱げるようになったとか、手をつないで公園を散歩するときとか」(34歳男性/ゲーム関連/IT関連技術職)
・「教えていない文字を読めたときや足が速くなっていたとき」(30歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「子どもと一緒に遊んでいて、ほほ笑んでくれるときや、公園などで自分を探して、パパーと駆け寄ってきてくれたときなど」(41歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「感謝されたとき。困ったときに頼られるとき」(33歳男性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)
・「一緒に遊んでいるとき。特に妻とか家族と一緒に……今の生活の中で一番楽しい」(42歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「自転車や泳ぎを教えるとき」(45歳男性/通信関連/営業関連)
・「少年サッカーの指導者をしていたので、子どもらと一緒にボ-ルを追っているのは楽しかった」(60歳男性/建設・土木/技能工・運輸・設備関連)
・「勉強を教えて成績があがり、笑顔を見れたとき」(49歳男性/投資信託委託・投資顧問/営業関連)
・「朝おはようと言ってくれるとき」(40歳男性/サービス/営業関連)
・「子どもと一緒に風呂に入ったり、ひとつの布団で昼寝ができたりしたとき」(62歳男性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)
・「思いもしない行動を取ること(限界がないのかと思うぐらい子どもの発想はすごい)」(58歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「いつも楽しいです。わがままも楽しむようにしています」(36歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

Q.(「いいえ」と答えた方にお聞きします)楽しいと感じることがなかった理由について、具体的に教えてください

・「子育ては大変なものだ」(66歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「試行錯誤だから」(48歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「人間を育てるのはある意味命懸けということ」(51歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「真剣だから」(54歳男性/専門店(その他小売)/営業関連)
・「教育費が大変」(43歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/公共サービス関連)
・「部活に熱心で家族旅行にあまり行けなかった」(61歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「この子が大人になる頃は、たぶん大変な世の中になるだろうと悲観していたので」(55歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「大きくなるとそう感じる」(54歳男性/物流・倉庫/その他・専業主婦等)
・「やり直したい」(49歳男性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)

■総評
子育てを楽しいと感じることが「なかった」と答えた人は15.5%と少数派。残り84.5%の人は子育てを楽しいと感じた瞬間が「ある」と回答した。

「あやして笑ったとき」「寝かしつけた後の寝顔」など、赤ちゃんのかわいい笑顔や姿に癒やされ、目を細めている父親は容易に想像がつく。また「成長」を挙げる回答も多く、「歩いた」「しゃべった」「靴が脱げるようになった」「あいさつできるようになった」「走るのが早くなった」など、わが子が一つひとつハードルをクリアしていく様を、そばで喜ぶ父親も多かった。「初めてパパと呼んでもらったとき」は、父親として至福の瞬間に違いない。

「公園」「水族館」「海」「旅行」など、子どもと一緒に出掛けたときに楽しいと感じる男性も多かった。「ありがとうと感謝された」なんて、家族サービスのしがいがあったというものだ。「自転車を教えた」「野球やサッカーで一緒に遊んだ」「勉強を教えた」といった経験は、教育目的だけでなく、一緒の時間を共有できる喜びもあるだろう。自分の教えを従順に守って一生懸命頑張る姿にキュンとする男性もいた。

親としての責任感が強いのだろう、子育ては「大変なもの」「試行錯誤」「人を育てるのは命がけ」「教育費が不安」などという反対意見も見られた。確かに、いつも"楽しい"ばかりではいられない。つらく大変なことを母親が担っているケースも多いと想像でき、もしかしたら家族への理解が人一倍深いのかもしれない。仕事が忙しく、なかなか子育てに関われない男性も多いと思うが、まずは父親が楽しいと思うことから。妻も夫に働きかけてみてはいかがだろうか。

調査時期: 2016年5月19日~2016年5月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません