エン・ジャパンは6月15日、「年下上司」に関する調査の結果を発表した。同調査は3月1日~31日、同社サイト「ミドルの転職」を利用する35歳~59歳の303名を対象に実施している。

「自分より年下の方が上司になった経験があるか」を聞いたところ、全体では66%が「ある」、34%が「ない」と回答した。「ある」の割合を年代別にみると、78%で「40代後半」が最多に。次いで「50代」(74%)、「40代前半」(62%)、「30代後半」(41%)と続いた。

「自分より年下の方が上司になった経験はありますか?」

年下上司のもとで働いたことが「ある」と回答した人に対して、「年下上司のもとで働いた感想」を聞いたところ、58%が「仕事がしづらい」、42%が「仕事がしやすい」と回答した。

「仕事がしづらい」の割合を年代別にみると、63%で「40代後半」が最も多くなった。以降「40代前半」(60%)、「50代」(57%)、「30代後半」(46%)と続いた。

「(年下上司の元で働いたことがある方)年下上司の元で働いた感想を教えてください」

「仕事がしづらい」と回答した人に理由を質問したところ、65%で「人の使い方が下手」が最も多くなった。次いで「知識・知見が少ない」(45%)、「人の意見を受け入れない」(43%)、「人望がない」(42%)と続いた。

「(年下上司の元で仕事がしづらいと回答した方)そう感じた理由を教えてください」

一方、「仕事をしやすい」と回答した人の理由をみると、最多は「謙虚な姿勢」(48%)だった。以降「人の意見を柔軟に受け入れる」(41%)、「コミュニケーション能力が高い」(37%)、「頭が良い」(30%)となった。

「(年下上司の元で仕事がしやすいと回答した方)そう感じた理由を教えてください」

さらに、「年下上司と仕事をする際、どんなことに気をつけているか」を聞いたところ、最も多かったのは「タメ口ではなく、敬語を使う」(72%)だった。次いで「『さん』付けにして、呼び捨てにしない」(59%)、「年齢を意識しすぎない」(55%)。以降「知らないことはちゃんと教えてもらう」(47%)、「イラっとしても受け流す」(44%)という結果となった。