SIXは6月15日、歌詞が見えるスピーカー「Lyric speaker」のプレオーダーを開始した。伊勢丹 新宿店、日本橋三越本店、銀座三越の実店舗と三越オンラインストア、伊勢丹オンラインストアで受け付ける。発送時期は9月14日以降。価格は税込324,000円。
Lyric speakerは、歌詞を自動でビジュアライズする技術「Lyric Sync Technology」を世界で初めて搭載したスピーカー。Wi-Fiでスマートフォンなどと接続し、音楽アプリで再生した曲の歌詞を本体の22インチ透過型液晶ディスプレイに表示する。Android端末をプレーヤーにする場合は、Google Cast対応アプリを使用する必要がある。
歌詞データベース会社であるシンクパワーと提携し、120万曲の歌詞表示に対応。産業技術総合研究所の音楽解析技術が楽曲の雰囲気や構成を自動解析し、本体に内蔵した表現エンジンがそれぞれの楽曲に合ったモーショングラフィックを生成する。たとえば、ロックのようなエネルギッシュな曲であれば力強く表現し、バラードのような優しい曲であれば優しいフォントで表示する。対応言語は日本語と英語。
キャビネットには余分な共振や共鳴の少ない高品質なアクリル板を採用。スピーカー構成は、コアキシャルラウドスピーカー×2、ドローンコーンスピーカー×2。出力は20W×2で、再生周波数帯域は40Hz~40kHzとなっている。サイズは約W52×D14×H35cm、重量は約0.2kg。
歌詞提供サービスの利用範囲は私的利用や非商用目的のみで、Lyric speakerを経営している飲食店などで使用する場合は、商業施設や飲食店内で音楽を流す場合と同様の権利処理が必要となる。
伊勢丹 新宿店、日本橋三越本店、銀座三越では、Lyric speakerを自由に体験できる特設スペースを設置する。期間は6月15日から21日まで(三越日本橋店は28日まで)。