マイナビはこのほど、「2017年卒マイナビ学生就職モニター調査 5月の活動状況」の結果を発表した。調査は5月26日~31日、2017年に卒業予定の全国大学4年生及び大学院2年生を対象にインターネットで行われ、1,212名の有効回答を得た。同調査の発表は3回目。

"最終面接経験"が前年8月並み

「5月の活動状況」

広報活動開始から3カ月目となる5月の学生の活動状況について調べたところ、「最終面接を受けた(45.8%、前月比18.6pt増)」や「内々定を受けた(34.3%、前月比18.4pt増)」という人が前月よりも増加し、特に「最終面接を受けた」割合は、前年8月(46.8%)並みとなった。

エントリーシート通過率、前年比6.5pt増

「エントリーシート提出・通過数 平均」

次に、エントリーシートについて調べたところ、入手数の平均は15.7社(前年比1.5社減)だった。提出した学生に、提出数、通過数、結果待ち数をそれぞれ答えてもらった結果、提出数については前年6月とほぼ変わらないものの、通過数が増加、結果待ち数が減少した。また、エントリーシートの通過率(通過数/提出数)は68.2%と、前年比6.5ptの増に。調査では「入手数が減少し、提出数に変化がないことから、提出率が上がっていると考えられる」と分析している。

「第一志望群だが提出しなかった理由」

続いて、第一志望群だが提出しなかった経験はあるか尋ねたところ、約4割(41.5%)が「ある」と回答。その理由として最も多く選ばれたのは「時間がなかった(56.8%)」だった。

学生8割超が"就活疲れ"

「疲れたと感じる理由」

調査によると、就活疲れを感じている学生は8割超(81.5%)。疲れたと感じる理由を尋ねたところ、前年と同様に「毎日就活のことが頭を離れないから(60.9%)」が最多となり、次いで「自分の思い通りにならないことが多いから(39.8%)」「自己分析や企業研究で悩んだから(39.7%)」と続いた。前年約4割を占めた「学業との両立が大変で(28.9%)」については前年比12.5ptの減となり、学生は例年通り就活疲れを感じているものの、学業との両立による疲れという意識は低下していることがうかがえる結果となった。