三菱電機は6月14日、4K対応レーザー液晶テレビ「LCD-65LS3」を発表した。発売は6月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は600,000円前後(税別)。
LCD-65LS3は、三菱電機独自のレーザーバックライトを搭載する4Kテレビ。色純度の高い赤色レーザーとシアン色LEDを採用することで、白色LEDのみをバックライトの光原とした液晶テレビと比べて145%の広色域を実現。BT.2020のカバー率も85%となっている。
2014年にリリースした「LS1」シリーズの後継モデルで、新たにUltra HD Blu-rayのHDRコンテンツに対応。映像エンジンは、「DIAMOND ENGINE 4K」を採用し、フルHD放送やブルーレイディスクの映像を4K相当にアップコンバートする「DIAMOND HD」などの機能を備える。
チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×3基。容量2TBのHDDを内蔵しており、2番組の同時録画も可能だ(4K放送の録画には非対応)。HDMI入力は4系統装備しており、うち2系統が4K HDR入力に対応している。
サウンド面は「DIATONEサウンドシステム」を採用。左右のスピーカーはそれぞれ、ツイーター×2、ウーファー×1、パッシブラジエーター×2を搭載しており、振動板には内部損失と伝搬速度の高いカーボンナノチューブ配合の「DIATONE NCV」を使用している。実用最大出力は58Wだ。
ネットワーク機能も搭載。DLNAのサーバー機能を備えており、LS3シリーズで録画した番組をホームネットワーク内のDLNA対応機器でストリーミング再生できる。配信サービスは、アクトビラビデオ・フルとTSUTAYA TVに対応している。サイズはW1,697×D402×H930mmで、質量は49.9kg(スタンド込み)。