東京都は6月13日、2016年夏季一時金要求・妥結状況の中間集計結果(2016年6月9日現在)を発表した。それによると、調査対象1,000組合のうち、既に妥結している286組合の平均妥結額は78万6,623円となり、前年と比べて金額で1万7,424円、率で2.27%上回った。増加は4年連続。
産業別・業種別トップは「情報制作(出版等)」
月給と比較した場合、平均賃金31万9,325円(39.3歳)の2.46カ月分に相当する。
産業別・業種別(5組合以上)にみると、「情報制作(出版等)」が106万2,436円でトップ。以下、「その他運輸」が91万7,039円、「私鉄・バス」が90万7,534円と続いた。一方、最も低かったのは「道路貨物輸送」で55万2,705円だった。
前年比をみると、「その他運輸」が30.46%増と最も高く、次いで「建設業」が13.02%増、「宿泊業、飲食サービス業」が9.82%増となった。反対に最も低かったのは「情報通信機械器具製造業」の11.54%減で、以下、「鉄鋼業」が11.40%減、「情報制作(出版等)」が同3.70%減と続いた。
調査対象は都内に所在する1,000の民間労働組合で、要求は369件、妥結は286件、回答は7件。