機内ではレッド・ハットを被って客室乗務員と記念撮影も!

梅雨が過ぎればいよいよバカンスシーズン。今まさに、夏旅の計画をしている人もいるだろう。そんな中、ドバイをベースにしているエミレーツ航空の日本人客室乗務員に、女子が楽しめる海外旅行のオススメ情報や女子ならではの旅のコツをうかがった。

時差ボケや乾燥はこの準備を

まずは機内で活用できる旅のコツから。時差ボケ(体内時計の調整)対策として、食事のタイミングは悩ましいもの。「機内食まで待たなくてもいいよう、空腹時に備えてちょっとしたスナック菓子をいつも持っていきます」(Nさん、30歳)という乗務員のほか、アーモンドやドライフルーツを持っていくという乗務員もいるようだ。

同社の機内では、体内時計を到着時間に合わせ、昼間の青空から満天の星空が輝く夜空へとゆっくり変わる特注のライティングシステムを採用。また、食事が気になってなかなか寝付けないという人のために、ステッカーを用意している。寝ている間起こしてほしくない場合は「Do not disturb」を、食事が着たら起こしてほしい場合は「Wakeup for meal」を、それぞれ活用できる。

特注のライティングシステムで星空を演出

長時間のフライト中、同じ姿勢で座っていることでの脚のムクミや、機内の乾燥に悩まされている人も多いだろう。乗務員が実践しているムクミ対策には、「着圧ソックスを履くのが一番」との回答が多数。その他、「機内を意識的に歩くようお客さまにオススメしています」(Dさん、33歳)とアドバイスする乗務員もいた。

乾燥については、ミストスプレーを顔だけでなく身体や周囲にもこまめに振りかけ保湿をしている客室乗務員が多いよう。できるだけミネラルウオーターをたくさん飲んで、身体の中から保湿するという声も多かった。

他には、「メイクを落とし、マイ枕を持ち込むのはいいなとお客さまから学びました」(Rさん、32歳)、「薄手のダウンジャケットや着圧ソックス、身体を締め付けないストレッチパンツ、使い捨てスリッパで楽に過ごせる環境づくりを自らされているお客さまを見て、いいアイデアだと思いました」(Dさん、33歳)という声もあがった。普段と環境が違う機内では、荷物にならない軽量のアイテムを持ち込んで居心地のいい環境をつくることが良さそうだ。

そのほか、乗務員がオススメする飛行機アイテムとして、以下の3つがオススメとのこと。

折りたたみ式足湯バケツ
「最近のお気に入りは、客室乗務員の友人にすすめられ気に入っている足湯用の折りたたみバケツと入浴剤です。海外のホテルではバスタブのないシャワーのみのバスルームも多いので、フライト後の疲れやむくみ解消には最適です」(Dさん、33歳)

軽量のダウンジャケット
「私は機内の温度が少し寒いと感じることが多いので、体温調節のために軽量のダウンジャケットを持ち込んでいます」(Aさん、29歳)

マイ枕
「マイ枕に勝るものはなし! 使い慣れた枕で旅行先でも快眠できます」(Rさん、32歳)

エコノミークラスでも無料WiFi

なお同社の機内では、日本語チャネルも充実した機内エンターテインメント「ice」を提供しており、機内WiFiも10MBまで無料。機内食は和食も含め全てハラールになっている。また、忙しい時でなければ乗務員の象徴でもある制服のレッド・ハットを被って一緒に記念撮影にも応じてくれるという。

ビジネスクラス・ファーストクラスでは、マッサージ機能付きのライ・フラットシートや、エミレーツの特注品も含むブルガリのアメニティーキットを用意。特にドバイからバルセロナ、マドリード、ロンドン、パリ、ローマ等への路線には2階建てのA380が運用されており、バーやソーシャル・エリア、シャワースパを利用するのもオススメとのこと。「エミレーツのA380のサービスを楽しむために、あえてドバイ経由でヨーロッパに行くのも旅をさらに充実させる裏ワザです」(Yさん、36歳)とコメントしている。

欧州路線でA380ならではのサービスを

砂漠の中にあるホテルでこんな経験も!

最後に、乗務員がオススメする旅先と、ベースであるドバイのオススメスポットをうかがった。

バルセロナ
・「美術鑑賞が好きな方はぜひバルセロナへ! 街自体が美術館です! 」(Yさん、36歳)
・「食べることが好きな女子は、タパスやサングリアが楽しめます」(Hさん、29歳)
・「ショッピングするならスペイン発の老舗ブランド『カスタニエール(Castaner)』のウェッジサンダルを自分のお土産に♪」(Aさん、28歳)

ドバイ
・「砂漠の中にあるホテル『Al Maha(アルマハ)』 は、プライベートプール付きのヴィラで、普段出会えない動物にも会えるかも!? 」(Aさん、28歳)
・「旅先での女子トークを盛り上げるなら、ホテルでのフライデーブランチやアフタヌーンティーはマスト! 」(Eさん、29歳)
・「ドバイでは金曜日にほとんどのホテルレストランでシャンパンも楽しめるぜいたくなブッフェ『フライデーブランチ』を開催しています。One&Only The Palm の『101 Dining Lounge and Bar』はサンセットと夜景がきれいでフォトジェニックな場所です! 」(Aさん、28歳)

その他
・「モーリシャス: 1日いるだけで太陽、海、砂浜でバカンス気分に」(Dさん、33歳)
・「ブラジル・リオデジャネイロ: クレイジーと言われるかもしれませんが、フェスのために1泊でドバイからブラジルに行きました! 」(Mさん、29歳)
・「ポルトガル・リスボン: 建物がとても素敵で、どこで写真を撮っても絵になる! バカリャウ(Bacalhau)という干ダラの料理と『パステル・デ・ベレン(Pastel de Belem)』のエッグタルトをいつも食べています」(Aさん、29歳)