ディズニー/ピクサーの最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)のワールドプレミアが現地時間8日、アメリカ・ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターで開催され、製作総指揮のジョン・ラセターらが登場した。

ワールドプレミアに登場したリンジー・コリンズ、アンドリュー・スタントン監督、エレン・デジェネレス、アンガス・マックレーン共同監督、ジョン・ラセター(左から)

本作は、ピクサー映画の中で、国内興行収入1位となる110億円を記録した『ファインディング・ニモ』(03年)の続編。前作の1年後が舞台で、カクレクマノミ・ニモとマーリン親子の親友で、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが主人公となり、家族を見つける冒険に出て行く。

全米公開日となる6月17日を目前に控え、開催されたワールドプレミアには、ジョンのほかアンドリュー・スタントン監督、アンガス・マクレーン共同監督、ドリーの声優を続投するエレン・デジェネレスらが登場。海をイメージしたブルーカーペットが引かれた会場に、ドリーたちの住む美しい海をモチーフとした水槽が飾られるなど、本作の世界観が作り出されていた。

日本では、さかなクンが日本語監修を務めることでも話題を呼んでいる本作。さかなクンと言えば「ギョギョ!」の口癖が有名だが、今回、ジョンやアンドリュー監督らも"さかなクン語"で"ギョあいさつ"した。

ジョンは、前作が日本での高評価を受けていることを知っていると述べながら、「『ファインディング・ドリー』も同じくらい好きになってもらえると思う。最後に…ギョギョ!」とアピール。続くアンドリュー監督も「さかなクン覚えているよ! 日本の皆さんも映画を楽しんでね! ギョギョ!」と呼びかけた。

加えて、プロデューサーのリンジー・コリンズが「私たちが経験してきたワクワクを皆さんにお届けできてうれしいわ。ギョギョ!」、アンガスが「世界中の人々にこの映画を届けられて素晴らしいよ。ギョギョ!」、エレンも「ドリーを演じるのが大好き! ギョギョ!」とコメント。"ギョあいさつ"の"ギョ(5)連発"となり、会場を沸かせた。

また、新しいキャラクターで、ドリーと行動を共にする新たな仲間の謎のタコ・ハンクについてジョンは「タコは水族館などの場所で脱走アーティストで、どこからでも抜け出せると聞いた」と思い返し、「そこから、すごく賢いキャラクターにした」と明言。続けて、「タコがカモフラージュする姿は、すごく面白くなると思った。抜け出して、迷って、人々から隠れて…とても面白いと思う」とその魅力を告げた。

アンドリュー監督もハンクを「すばらしく気難しいキャラクター」と断言。「ドリーとコンビにするには、完璧なキャラ」とも話し、「水から外に出られるし、どこでもはって行けるし、小さなスペースにも入れる。移動する手段としても完璧」と熱弁した。

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