6月11日にスタートするWOWOWの『連続ドラマW グーグーだって猫である2-good good the fortune cat-』(毎週土曜22:00~)に主演する女優の宮沢りえがこのほど、都内某スタジオで取材に応じ、今回共演した元AKB48・前田敦子と、以前現場をともにした同じく元AKB48・大島優子の魅力を明かした。
同ドラマは、少女漫画家・大島弓子の自伝的コミックエッセイをドラマ化したもので、シーズン2となる今回は、主人公・麻子(宮沢)と愛猫・グーグーのふれ合いのほか、担当編集者・大森(長塚圭史)の結婚や麻子のアシスタント・ミナミ(黒木華)の独立、そして麻子とグーグーを引き合わせたホームレス(田中泯)の行方などのオリジナルストーリーが展開。新キャストとして加わる前田は、麻子のアシスタント・飯田千里役を演じる。
宮沢は演じる麻子との共通点を「好奇心が旺盛なところ」と分析。原作者の大島のクリエイーターとしての孤独を「共感できる部分もある」と話し、「いい作品を作ると次はもっといい作品を作りたくなる。それが無限に続いていくのは、人生と似ている気がします」と同作の魅力について語った。
また「今回あっちゃんは、衣装がダサめのチョッキを着ているのですが、彼女は自分がかわいく映るより、役柄としてその衣装を楽しんでいました」とも回想。さらに、「別作品で彼女が悪女を演じたとき、私に無邪気に報告をしてくれたのですが、カメラの前では(その無邪気さはなりを潜め)、悪女になりきっていたんです。あっちゃんには、何者にでもなれる可能性を感じます」と、その将来に期待を寄せた。
ちなみに宮沢は、出演映画『紙の月』で、前田とともにAKB48を支えた大島優子との共演経験もある。宮沢は前田と大島との共通点にふれ、「8万人の目を受けて歌って踊っていた人は、やはり根性や覚悟が違う」と明言。「緊張をコントロールし、それを瞬時に興奮に変えることが出来る。それは実はすごいことなんです」と熱を込めて語った。
同ドラマは6月11日に放送がスタート。全5回で第1話は無料放送。演出は前作に引き続き人気映画監督の犬童一心が務めている。