女優・永作博美が、『ミニオンズ』(15年)のスタッフによる最新作『ペット』(8月11日公開)で姉御肌の猫・クロエ役としてアニメーション声優に初挑戦することが決定し7日、新たな日本語吹き替え版本編映像が公開された。
本作は、飼い主が留守にしている時にペットは一体どんなことをしているか、2匹の犬を主人公にペットの日常をユーモアに描いたアドベンチャー。吹き替え版では、お笑いコンビ・バナナマンの設楽統がテリア混じりの雑種犬マックス、日村勇紀がのろまな犬・デューク、佐藤栞里が飼い主・ケイティの声を担当することがすでに発表されているが、このたび永作の参加が明らかになった。
永作が演じるのは、おいしいものに目がなく、怠け者でお高くとまっている太った猫・クロエ。マックスとデュークを救うため、仲間たちに的確なアドバイスをし、一つにまとめる姉御肌的な一面も見せる重要キャラクターだ。
『かいじゅうたちのいるところ』(10年)で声優を務めた経験もある永作だが、本作はそれ以来6年ぶりで、アニメーション作品としては初。今回は、ペットたちの頼れるお姉さんというクロエのキャラが、愛される姉御肌の永作と雰囲気が重なったことから、起用に至った。
永作は「ペットの世界という異空間を体験できるのかとワクワクしました」とオファーを受けた際の心境を告白。クロエについては「無愛想さがかわいいです。おいしいものに目がなく、いくらでも食べたい気持ち分かります」と、自身との共通点も挙げた。また、オファーを判断するにあたり、未完成版の本編を見た永作は「ペットを愛する方はもちろんですが、子供たちに楽しんでもらえそうですね。愛くるしいペットたちの悩みや冒険を見守って、一緒にドキドキしてほしい」と気に入った様子で、「少しオーバーめなお芝居?ができそうで、楽しみです!」と意気込みを見せた。
公開された映像は、マックスがクロエに悩みを相談するシーンを収めたもの。「(飼い主の)ケイティが変なのを引き取ってきた…」「僕はベッドを乗っ取られて犬みたいに床で寝るはめに…」と愚痴をこぼすマックスに、「犬好きってそういう理解できないことをしちゃうもんなのー!」と諭しつつ、いたずらな言動を繰り広げてマックスを困惑させている。
(C)Universal Studios.