米Natureは、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」において、エアコンを外出先から操作できるIoTプロダクト「Nature Remo」が10日間で50,000ドルを調達し、目標額を100%達成したと発表した。Nature Remoは、2016年8月に119ドルで日米同時発売する予定だ。
Nature Remoは、コントローラー機能や電源制御機能を持つデバイスとスマートフォンアプリから構成されるIoTプロダクト。デバイスを室内に設置しておくと、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンから、エアコンなど家電の操作を行える。デバイスには温度計機能、湿度計機能、人感センサー、照度センサー、ノイズセンサーを内蔵し、人やペットがいなくなったと判断したとき、家電の運転を停止する仕組みも備える。スマートフォンとNature RemoはWi-Fiやモバイルインターネット回線で、Nature Remoと家電は赤外線で通信する。
Natureは、Nature Remoのデバイス操作を可能にするAPIを公開。他のIoTプロダクトとの連携や、Nature Remoを活用するスマートフォンアプリの開発を促進するという。また、2016年内に、消費電力の計測機能や電源供給機能を持つ「パワープラグ」を発売する予定だ。