ケンコー・トキナーは6月10日に、ソニーEマウント・フルサイズ機対応版の「デジタル接写リングセット」を発売する。カメラのボディとレンズ間に取り付けて、レンズの最短撮影距離を短くする機器だ。価格は18,800円(税別)。

デジタル接写リングセット(ソニーEマウント・フルサイズ機対応版)

α7シリーズなど、ソニーEマウントのフルサイズ機に対応したデジタル接写リングセット。リングの長さが10mmと16mmの2種類がセットになっており、単体もしくは2種類を同時にセットして使用する。このリングを使用と、マクロレンズでなくても近接撮影が可能になる。装着する場合は、リングの長さの合計が、レンズの焦点距離より短くなるようにする。純正レンズのみ対応し、変換アダプタなどとの併用はできない

α7とキットレンズ(FE28-70mm F3.5-5.6 OSS)の例

α7とキットレンズ(FE28-70mm F3.5-5.6 OSS)で、デジタル接写リングセットを利用した場合の例

AFは動作するものの、接写では被写界深度が極端に浅くなるため、ピントが合いにくくなる点に注意が必要。これはマニュアルフォーカスやカメラの位置を前後させることで対応可能だ。また、遠くにはピントが合わないこともある。本体の直径はともに61.5mmで、重量は10mmが44g、16mmが65g。