ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマー カンパニーはこのほど、「禁煙に関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は5月13日~15日にかけて、20代~60代の禁煙成功者・喫煙失敗者各男女200人を対象にインターネットで実施したもの。

禁煙に重要なもの

禁煙する上で重要だと思うことについて聞くと、成功者も失敗者も「自分の意志」(成功者97.0%、失敗者91.0%)が最も重要と回答した。

しかし、成功者と失敗者を比較すると、失敗者の方がタバコを吸えない「環境」(成功者19.0%、失敗者29.0%)や禁煙関連の「道具」(成功者8.0%、失敗者16.5%)など、自分の意志以外のものが重要と考える傾向がやや高い。

禁煙を始めて一番つらくなる時期について聞くと、禁煙成功者は「4日~1週間目」(31.5%)であったが、禁煙失敗者は 「2日~3日目」(37.0%)と少し早かった。

禁煙成功者に禁煙にかかった費用の月額の平均を聞くと6,993円で、およそ7,000円という結果になった。禁煙失敗者のうち「禁煙に成功するならば、費用をかけてもよい」(32.5%)と回答した人に、禁煙にかけてもよい月額の費用を聞くと、平均で1万892円だった。

上が「成功者が禁煙にかけた1カ月の平均額」、下が「失敗者が禁煙のためにかけてもよい1カ月の平均費用」

禁煙成功者に禁煙中にたばこを吸いたくなるときを尋ねたところ、「食事の後で(朝)」(59.5%)、「ストレスを感じた時」(48.5%)、「飲みの場で」(38.5%)、「起きた時」(35.5%)の順となった。

中でも最も吸いたくなったシーンについて聞くと「飲みの場で」(20.5%)、「食事の後で(朝)」(16.5%)、「ストレスを感じた時」(15.5%)が上位となった。禁煙中の食後、ストレス時、飲みの席は、喫煙の誘惑が高まるシーンであるようだ。

禁煙成功者が、禁煙中にたばこを吸いたくなったシーン

禁煙成功者に、吸いたくなった時の自己流対処法について自由回答で答えてもらったところ、「食後、吸いたくなってイライラしたら、寝る」「食後に吸いたくなると、家族と談笑する」 など、吸いたい気分を紛らわすといったコメントが多く寄せられた。

そのほか、「飲み会のとき、つまようじで我慢した」「飲みの席ではたばこを我慢して生ビールを飲み続けた」「割りばしをくわえライターで火を点けて吸うまねをした」など、たばこ吸うかわりに違うもので気を紛らわせたという意見もあった。