俳優の忍成修吾(35)が、5日に放送された日本テレビ系『チカラウタ』(毎週日曜17:00~17:25)で、俳優としての壁にぶち当たった20代後半のバイト生活を初告白した。
1999年にドラマ『天国に一番近い男』(TBS)で俳優デビューした忍成。注目を集めるきっかけとなった2001年の映画『リリイ・シュシュのすべて』の時は「すごく楽しかった」と振り返った。
ところが、「20代後半になると、自分のお芝居が薄っぺらく思えてきたり、自信がなくなったり、同時に仕事の量も減ってきて、どうしようどうしようって思っていると悪循環になって本当に暇になった」と20代後半に壁に衝突。羽鳥慎一アナウンサーが「『花より男子』とか『山田太郎ものがたり』とか見てましたよ。そういうのに出た後に仕事なくなる状況が?」と驚くと、「やらせていただいてたんですけど、自分の心の中で完全に下がってきている状態で、お芝居もつまらなくなっちゃっていました」と答えた。
そんな時に、「いろんな自分を開拓するために外に出なきゃ」という思いもあり、足場組みの現場のバイトを始め、「すごい刺激になった」という。「職人のみなさんがかっこよくて、その方たちが『もっと頑張んな!』『見たよ!』と応援してくれるんです。そうなった時に初心に帰った」と振り返り、「『リリイ・シュシュのすべて』をやって、みんなが頑張ってスタッフさんがいいものを作ってくれて、エンドロールで自分たちやスタッフさんの名前が流れてすっごい感動した気持ちがよみがえってきた。友達に『良かったよ』『見たよ』って言っているところから始めてたんだなってよみがえってきた」と明かした。
そして、「自分を変えなきゃ。いろんなところに行っていろんな自分を作らなきゃ」と思っていたその頃に影響を受けた曲として、DREAM COME TRUEの「何度でも」を紹介。曲が流れると涙を流し、「何回ダメでも1万回ダメでも、1万1回目があるからっていう…。不安になると辞めなきゃと思ったこともあったけど、あきらめないってすごい大事」と力をもらったそうで、「今何かできるようになったわけじゃないですけど、とにかく自分を信じて」と語った。
ツイッター上では、「忍成くん20代後半にバイトなんかしてたのか…!びっくり…」「足場組みのバイトしてた時期あったんか」という驚きの声や、「忍成くん見て泣けてしまった」「チカラウタの忍成くんに涙…」「忍成さんの言葉が心に響く…諦めないことが大切」「忍成くんの涙に涙しちゃった」「もらい泣きした」と感動の声が上がった。