西武鉄道は4日、きゃりーぱみゅぱみゅさんの代表曲をモチーフとしたラッピング電車「SEIBU KPP TRAIN」の出発式・初運行イベントを開催した。ゲストのきゃりーぱみゅぱみゅさんも乗せたラッピング電車が池袋~保谷間を往復した。
「SEIBU KPP TRAIN」は「きゃりーぱみゅぱみゅ5周年×西武鉄道」プロジェクトの一環で登場。9000系1編成(9001~9101の10両編成)にラッピングを施し、「PONPONPON」などきゃりーさんの代表曲のモチーフを内外装に取り入れた。このラッピング電車の出発セレモニーは池袋駅(西武池袋線)構内で行われ、きゃりーさんを乗せた「SEIBU KPP TRAIN」は11時27分頃、同駅1番ホームに入線した。
西東京市(旧田無市)出身で西武線も利用していたというきゃりーさんは、ラッピング電車について「ゆかりのある電車が私のカラーに染まってとってもうれしい。外観だけじゃなく、内装もかわいいと思います」と話した。出発セレモニーでは、西武鉄道取締役会長の後藤高志氏とともに「出発しんこー!」と宣言。きゃりーさんと西武鉄道のつながりを、テープを結ぶことで示す「テープノット」も行われた。
「SEIBU KPP TRAIN」は11時57分頃に池袋駅を発車。初運行イベントでは、事前に参加チケットを購入することで当日の「SEIBU KPP TRAIN」に乗車可能とされており、乗客の大半がきゃりーさんのファンだった様子。車掌役を務めたきゃりーさんが車内を巡回すると、各号車とも大きな歓声が起きていた。きゃりーさんが車内アナウンスを行い、途中で停車した東長崎駅・練馬駅の周辺スポットを案内する場面もあった。
同電車は1時間以上かけて保谷駅までの区間を往復し、乗客へオリジナル限定グッズもプレゼントされた。池袋駅に到着する直前、きゃりーさんは車内アナウンスで「短い時間でしたがお楽しみいただけましたでしょうか。『SEIBU KPP TRAIN』は今後も西武線を運行します。見かけたときにはぜひご乗車ください」と呼びかけていた。
きゃりーぱみゅぱみゅさんの代表曲のモチーフを散りばめた西武鉄道のラッピング電車「SEIBU KPP TRAIN」は、池袋線を中心に9月29日まで運行される予定だ。