ニコンイメージングジャパンは2日、リチャージャブルバッテリ「EN-EL15」について、デジタル一眼レフカメラ「D500」で使用した際に、撮影可能コマ数(電池寿命)が少なくなる症状があることを発表した。また、ほかのカメラの「電池チェック」で表示されるバッテリの残量より、極端に少なく表示されるという症状も見られるという。「EN-EL15」の無償交換にも対応する。

D500(装着レンズは「AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」)

これらの症状は、「EN-EL15」が2013年夏に、バッテリ容量を変えず放電特性の変更を行ったことに起因。別売、および他機種に付属した放電特性変更前の「EN-EL15」を「D500」で使用すると、「撮影可能コマ数(電池寿命)」を満たさなくなる。この現象は「D500」以外の製品では発生しない。さらに、「D500」付属の「EN-EL15」は変更後のものなので、CIPA規格準拠の「撮影可能コマ数(電池寿命)」を満たしている。

交換対象のEN-EL15

「D500」を購入したユーザーが放電特性変更前の「EN-EL15」を使用する場合、希望に応じて放電特性変更後の「EN-EL15」に無償交換する。対象バッテリの識別方法は、放電特性変更前の物は電池の裏面に貼付された銘版に「Li-ion01」と記載されており、放電特性変更後の物は「Li-ion20」と記載されている。詳細はニコンのサポートページを参照いただきたい。