シンガポール航空は7~8月の2カ月間、日本・シンガポール外交関係樹立50周年(SJ50)を記念した企画として、日本発シンガポール行きの一部の路線のスイート、ファーストクラス、ビジネスクラスの機内食にて「SJ50 記念メニュー」を提供する。
スイート/ファーストクラス山形牛いちじくソース(写真は羽田発のメニュー) |
ビジネスクラス黒毛和牛大和煮(写真は羽田発のメニュー) |
同社は1998年より、世界的に著名な8人のシェフで結成された「インターナショナル・カリナリー・パネル(ICP)」が監修する機内食を提供している。今回、そのひとりである懐石料理「菊乃井」の村田吉弘氏が、「SJ50 記念メニュー」を考案。東洋と西洋が混ざり合うシンガポールを意識し、黒毛和牛や伝統的な日本の食材を西洋料理の技法で融合させた料理を提供する。この黒毛和牛は出発する空港にあわせ、京都や山形、近江、飛騨、三河など異なるブランド牛をメインに取り入れる。
スイート・ファーストクラスの食事は、黒毛和牛のローストに万願寺唐辛子といった日本固有の食材が添えられている。お皿にいちじくの葉を添え、ご飯と金色に輝くコーンの組み合わせることで、日本の夏を表現しているという。ビジネスクラスでは、黒毛和牛の煮込みに山椒や大和煮の煮汁、麦ご飯を用意。また、シンガポールの国花であるランをニンジンで表現している。
SJ50の一環として、日本産のワインを世界の人に味わってもらえるよう、サントリーをパートナーに選定。日本特有の気候によって生まれた自園産ぶどうを100%使用し、軽やかながらも奥深いテイストのワイン「登美の丘<赤>2012」でもてなす。7~8月の日本発シンガポール行きの一部の路線のビジネスクラスにて提供する。