約8年ぶりに来日した女優で映画監督のジョディ・フォスター(53)が2日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた監督最新作『マネーモンスター』(6月10日公開)の舞台あいさつに登場した。

『マネーモンスター』舞台あいさつに登壇したジョディ・フォスター

客席から登場したジョディは、大興奮のファンの間を通ってステージに登壇。「大好きな日本そして東京に、自分の大事な監督作を携えてこられたことをうれしく思います」と喜びを語った。そして、本作に出演するジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツについて「役者としてすばらしいですし、友人でもあるので不思議な絆で結ばれている。その絆は映画でも感じられると思います」と話した。

また、監督業について「難しい仕事。選択すべてを委ねられる。自分を持ち続けるために強さ、自信も必要」と話し、「作品が仕上がるまでほかのことを考えずにやった。自分の中に強さがあるのかもしれません」と自己分析。今後については「何も計画を立てていない」と笑い、「睡眠をとりたい。そして、子供たちと犬と時間を過ごしたい」と希望した。

先日、念願だった監督としてハリウッド殿堂入りを果たし、ウォーク・オブ・フェイムに名が刻まれたジョディ。「監督として星をいただきたかったのでタイミングを待っていたの。待ったかいがありました」と満足そうな表情を見せた。

日本でも、多くのスターの手形が並ぶ日比谷シャンテの「合歓(ねむ)の広場」に、ハリウッド女優そして監督として初めて仲間入りすることも決まっており、イベントの中で両手を押し付けて手形を作成。「とてもうれしい! エキサイティング!」と喜んだ。手形は7月に設置予定とのこと。

客席から登場!

携帯で撮影する観客

気合入れて手形作成

4作目の監督作となる本作は、全米で高視聴率の財テクバラエティ番組『マネーモンスター』がジャックされ、犯罪事件が生放送される模様を描いたリアルタイム・サスペンス。主人公の『マネーモンスター』の司会者リー・ゲイツ役をジョージ・クルーニー、番組ディレクター役をジュリア・ロバーツが演じ、『オーシャンズ12』(05)以来11年ぶりの共演を果たした。