メルセデス・ベンツ日本は1日、プレミアムミニバン「Vクラス」を一部改良するとともに、ラインアップに「V 220 d スポーツ ロング」を追加し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークで発売した。
今回、ラインアップに追加された「V 220 d スポーツ ロング」は、「V 220 d アヴァンギャルド ロング」をベースに、内外装にスポーティな印象を強調する「AMGライン」を採用した。エクステリアにAMGデザインエクステリア(フロントスポイラー、リアバンパー、リアルーフスポイラーリップ)、専用19インチアルミホイールを装着している。
インテリアにはカーボン調インテリアトリム、ステンレスアクセル&ブレーキペダルを装備したほか、現在販売中の「Vクラス」として初めてパノラミックスライディングルーフを標準装備とした。メルセデスの先進安全技術であるレーダーセーフティーパッケージも標準装備し、高い安全性と快適性を実現している。
全モデルで尿素水溶液「アドブルー」タンクを大型化する改良も施した。従来の11.5リットルから25リットルへと容量が倍増し、これにより、約2万kmまで継続走行が可能となった。「Vクラス」に搭載される2.2リットル直列4気筒ブルーテックは、世界でも厳しいとされる日本の「ポスト新長期規制」に適合した日本専用開発のエンジン。エンジン内部の技術改善によって排出ガスの生成を最小限に抑えるだけではなく、メルセデス独自のアドブルーインジェクターとSCR触媒コンバーターにより、効率的な排出ガス処理を実現した。
価格は「V220 d トレンド」が550万円、新たに追加された「V 220 d スポーツ ロング」が819万円など(価格はすべて税込)。