サントリーホールディングスは6月1日、ファーストキッチンの株式譲渡に関して発表した。これによると、サントリーホールディングスの100%子会社ファーストキッチンの全株式をウェンディーズ・ジャパンに譲渡することで合意し、5月18日に契約調印。株式譲渡は、6月末の完了を予定している。

今回の株式譲渡について、サントリーホールディングスは「ウェンディーズ・ジャパンからの提案を受け、慎重に検討を重ねた結果、当社保有の全株式をファーストキッチンに譲渡する決定をした」という。

ファーストキッチンは、1977年の設立以来、ハンバーガーやパスタ、フロート等のメニューを取りそろえたファストフードチェーンとして展開している。資本金1億円、売上高87億円、136店舗(2016年5月末時点)。

2015年3月以降は、ウェンディーズ・ジャパンとのコラボレーション店舗として「ファーストキッチン・ウェンディーズ」を2店舗を設立。これに関してサントリーホールディングスは「ファーストキッチン、ウェンディーズという強いブランドが一体となることにより、さらなる発展が期待できると判断したものです」とコメントしている。