多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『新聞紙で拭けばスマホがピカピカになる!?』という質問に答えます。
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はい、スマートフォンの液晶画面は新聞紙で拭けばピカピカになります。広告スペースなど不要な部分をちぎってもいいですし、数センチ四方あればじゅうぶんなので折り曲げて拭くだけでもOKです。多少シワは残りますが、後から読む家族の迷惑になるというほどではありません。
現在流通しているスマートフォンの多くは、ディスプレイ表面に強化ガラスを採用しています。特殊な製法を採用しているとはいえ、科学的な組成は一般的なガラスと同じですから、市販のガラスクリーナーを使えば皮脂などの汚れはきれいに落ちます。同じ理由で、メガネ拭きに使われるマイクロファイバークロスも効果があります。しかし、入手の容易さや費用対効果でいうと、新聞紙はかなり強力です。
新聞紙でディスプレイの表面がピカピカになる理由は、新聞の印刷に利用されているインクにあります。インクに含まれる成分により皮脂の油分が分解され、新聞紙によって拭き取られるというわけです。窓ガラスの掃除に新聞紙が有効という生活の知恵がありますが、それとまったく同じ理屈です。
新聞紙は強化ガラスよりはるかに硬度が低いため、どれだけ強く擦ってもキズがつく心配はありません。インクの匂いが移りそうな気もしますが、揮発性の匂いはすぐに消えます。紫外線で劣化した新聞紙でもないかぎり、細かいホコリが画面に残ることはないでしょう。仕上がりは、マイクロファイバークロスで拭き取ったときと遜色ないほどです。
なお、新聞紙は乾いたままで使用します。濡らす必要がないため、どこでも思い立ったときに汚れを取れます。多少カサカサと音はしますが、シャツやズボンに擦りつけて皮脂を落とすよりはるかにスマートだと思いますが、いかがでしょう?