象印マホービンは5月30日、内釜に「鉄器コート 豪熱羽釜」を採用した圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」シリーズの新モデル「NP-YT」を発表した。発売日は6月21日で、価格はオープン。推定市場価格は一升炊きの「NP-YT18」が76,000円前後、5.5合炊きの「NP-YT10」が73,000円前後(いずれも税別)。
NP-YTシリーズは、お米の甘みを引き出す「プレミアム対流」機能を搭載した圧力IH炊飯ジャーだ。炊飯プロセスの「はじめチョロチョロ中パッパ」における「中パッパ」工程で火を強くかけて一気に加熱。内釜内に激しい対流を起こすことで、お米の芯まで熱と水分を浸透させ、甘み成分となるでんぷん粒を引き出す。
「中パッパ」工程後の「沸騰維持」でも火を強くかけ続けることにより、引き出したでんぷん粒を甘み成分に変化させ、米の一粒一粒に甘みをコーティングする。さらに、「沸騰維持」開始時は1.15気圧の圧力をかけて加熱するが、沸騰維持後半では圧力を1.3気圧まで加圧し、米表面にコーティングされた甘み成分を米の中まで浸透させる。
従来の豪熱羽釜は、内側に「うまみプラスプラチナコート」を施していたが、NP-YTシリーズは内ふたにもプラチナコートを採用。プラチナコートとプレミアム対流の組み合わせにより、甘み成分となる還元糖は約50%、旨味成分のひとつであるアミノ酸量は約5%増加する。
NP-YT18は容量が0.18~1.8L、本体サイズがW30.5×D37×H26.5cm、重量8.0kg。NP-YT10は、容量が0.09~1.0L、本体サイズがW27.5×D34.5×H23.5cm、重量6.5kg。いずれもカラーはボルドーのみ。